くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第390回 「1日の仕事をする時間の計画はプライベートの時間の計算から!?スケジュールの作り方講座その3」ってお話
[く] こんばんは。くらげです。
[寺] こんばんは。寺島です。ところで、くらげさんMBTI診断って知ってますか?
[く] 何ですか、藪から棒に。
[寺] いや、娘の学校でキャリア授業のつかみとしてMBTIをやらせるみたいなんですよ。で、やってみた娘が「あたってる!」「くらげさんはどうか気になる!」というので、もし時間があったらやって教えてください。
[く] 以前やりましたが、起業家でした。まぁ、ADHD の人はよくありそうなやつですけど。
[寺] 起業家なんですね。あ、これはネットのうわさでエビデンスはないんですが、ADHD のある人は「運動家」になりがちなんだそうです。
[く] 運動家ですか?「フレンドリーで外向的。自立心が強く、クリエイティブ」…まあ、そうですかね。
[寺] いや、途中からめんどくさくなって後半「どっちでもない」を押してしまうからだそうですよ(笑)
[く] いかにもありそうですね(笑)まぁ、起業家がどんなタイプだったか忘れちゃったんですけど…。
[寺] ええと、端的に言って「でっかいことやるゼェ〜!」って言ってる人ですね!
[く] なんかその言葉の中に「でも実際は…」という含みがあるとな気がするんですが気のせいですかね?
[寺] キノセイキノセイ…
[く] すごい棒読みだ(笑)寺島さんと娘さんはどのタイプなんですか?以前流行った時に一緒にやったんですが、あおは建築家でした。たしか寺島さんも建築家かそれに近いタイプだったと思うんですけど。
[寺] あおさんは建築家なんですね。私も同じく建築家で、娘が仲介者です。建築家と仲介者はスコアが似ていて、物事を進めるのは感情かプランかの違いだけみたいですよ。
[く] どっちにしても割とロジカルに物事を進めるタイプみたいですね。で、起業家を見てみると「すぐさま飛びつく危険な行為をするのが自分のライフスタイル」って書いてあるんですけど(笑)
[寺] それがライフスタイルなんだ!?そんなに修羅場が好きなら漫画家になりましょう(笑)
[く] 小説家ではなくて漫画家なんですか?
[寺] 最近の小説家は余程の大御所で新聞連載とかしていなければ単行本書き下ろしのスタイルだから、締め切りまでの期間が長くて、修羅場は1年に1週間ぐらいしかなさそうじゃないですか。それだと脳汁が出る期間が足りないかも(笑)
[く] 脳汁を出すのもしんどいんですよ(笑)でまぁ、今月もやっぱりいろいろ切羽詰まっているわけですが…。
[寺] 今月もですねぇ…。くらげさんのスケジュールの改善までの道のりは遠い…。
[く] 本当どうしてなんでしょうね…。というか、そういうこと対処するために今回のシリーズでスケジュールの作り方を学んでいるわけですが。
[寺] そうですね!今回も頑張っていきましょう!さて、前回までで手元にある仕事の重要度を明確にするというところまではやりました。今回は「仕事時間に使える時間を割り出して分配する」です。一旦、月別表から離れて1日の中でどれぐらい仕事に使えるかを考えましょう。
[く] 1日の中でどれだけ仕事に使えるかというのは「仕事がこのくらいあるからこのくらいの時間を確保しなければいけない」というような話ではないんですよね?
[寺] もちろんそれはあるんですが…。それは前回も書きましたけど、私もくらげさんも家族を背負って家事も仕事もやっていますよね。そうなると「どれだけ仕事があっても時間が足りない」ということがデフォルトだと思ってください。
[く] 前回は「無理だと思った仕事は早い段階で断ることも仕事」と言っていましたけどそのことですね。あれもこれもと仕事に手を出して自滅することが割とあるんですよね…。
[寺] それだと逆に仕事がなくなりますよ…。で、前にくらげさんは「仕事の時間は8時間は取りたいけど大体6時間もできたらいいほう」といっていましたよね。でも、5時間ぐらいで大体集中力が切れてくるし、「最低限の仕事」をするには5時間を充実させていかなければという話をしていました。
[く] 仕事にフルコミットできる時間で考えると5時間もやれば目がしょぼしょぼしてきますし、それ以上やってもあまり仕事が進まなくなりますね。ただ、それでも6時間も仕事の時間が作れない!という時は結構あります。
[寺] そうでしょう?実際の生活の中では家事や家族のサポートもありますし、その中には緊急度の高いものも含まれます。また、自分自身の心身のケアも必要ですが、他の人にしてもらう場合はこれも動かせない予定になります。社会のサポートを受けて暮らす我々の場合は意外と「私生活」の予定のほうが動かせない予定になりがちなんですよね。
[く] 結構な頻度で病院や整体院に行きますし、区役所などにも行く用事が多いし、そうなると「これをやるだけで1日潰れる」ってやつが結構重なっていくんですよね。この時間が結構バカにならないというか。それに自分の心身のバランスも崩れやすいという問題もあります…。
[寺] そういう状態の人が、一般の人と同じ条件で働くべきか、自力救済しかないのかという話はあるのですが、今回はスルーします。最初に定義した通り、これはくらげさんの時間管理改善方であって、既に一般の人に混ざって仕事をもらっている人が人並みに締め切りを守れるようにするには…という限定的な話をしていますんで。
[く] なるほど、混ぜるなと。まあ、確かに時間繰りがキツくなってくると「なぜぼくだけが…」と考えてしまいますが。
[寺] それは仕事をもらった先に関係ない話なんで。社会的な活動は別の機会にやりましょう。というわけで、日によっても違うとは思いますが、大体の目安として平均的な睡眠時間と、買い物や家事、運動などの1日のルーティンにかかる時間を算出します。
[く] まずは私生活の方から出すんですね。
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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。