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【エッセイ】早起き超苦手な私がモーニングページのために朝活を続けている話

 みなさんは、『モーニングページ』をご存じだろうか?

 私が初めてモーニングページという言葉を聞いたのは、
 手帳術を発信している方のYoutube動画だった。
 その方は何冊も手帳を用途別に使い分けておられ、その中の一冊を
 「モーニングページ」専用の手帳とされていた。
 
 そもそもモーニングページとはいったい何なのか?
 
 かなりざっくり説明すると、
 『朝起床してすぐA4ノートに思った事、感じた事を
 心のままとにかく3ページ書く行為』らしい。
 
 手帳術のユーチューバーさんは、具体的なモーニングページの方法は
 ジュリア・キャメロンさんの著書「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」で
 紹介されている、とも動画内で語っていた。
 私は動画を視聴し終わると早速、「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」
 をAmazonでポチった。
 
 本を読み進めると、モーニングページは「脳の排水」になると記述があった。
 人間、生きていれば色々な雑念や思い、言葉にできない感情などを抱えながら
 日々過ごしている。そのような気もちを一旦ノートに吐き出してみましょう。
 リセットしましょう。という事だ。
 実際にやってみると、確かにめちゃくちゃスッキリするから不思議。

 私のモーニングページは、キャメロンさんが提唱している方法に一切従っていない。
 私自身が毎朝続けられるよう自分のスタイルに合った方法で行っている。
 まず、「A4ノート3ページ」というルールをガン無視だ。
 A4で3ページを埋める、それを毎朝って正直きつい。
 そこで私はほぼ日手帳オリジナルをモーニングページ用の手帳としている。
 ほぼ日手帳は1日1ページスタイルの手帳なので、日記や毎日のログを書く事に適した手帳だ。
 サイズは文庫本と同じA6サイズ。そして、毎朝1ページ書くようにした。
 これなら三日坊主、めんどくさがりの私でも毎朝モーニングページを続けられるだろうと踏んだのだ。
 何より大切なのは継続する事。
 自己流モーニングページは、読み通り継続できている。

 朝起きてすぐに書くのがモーニングページ。
 私は現在平日、会社員をやっていて在宅勤務だ。在宅勤務の恩恵を受けまくっているので
 始業時間2分前にベッドからゾンビのように這い出てパソコンの電源を入れる。
 そこから顔を洗いパジャマのままコーヒーを淹れてやっと業務に入る始末だ。
 元々朝は弱く、早起きが大の苦手な性分。
 こんな状態で毎朝モーニングページを書くなど、堕落しきった私にできるわけがない。
 
 ところがだ。
 モーニングページを書くと、とにかく頭がスッキリするのだ。
 脳の排水とはまさにぴったりな表現で、自分が思う感情や考えていた事を書き出すうちに思考がクリアになる。
 目の前が開けた感覚もする。この爽快感が病みつきになり、今では毎朝始業の1時間前に余裕をもって
 起きるようになった。時間ギリギリでモーニングページ書けなかったら嫌だからね。

 モーニングページは私の悪習慣まであっさりと改善させてしまったのだ。
 おかげさまで、食べる事のなかった朝ごはんを食べたり読書をしたりする時間まで生んでしまった。
 ねぼすけの自分には一生縁がないと思っていた朝活だったが、今では毎日の朝活時間が楽しみになっている。

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