【エッセイ】コラージュ熱が再来している話

「紙モノ」と聞いてテンションが爆上がりする方はどれくらいいるだろう？
私は、紙モノに目がない。

学生の頃から毎年手帳を愛用していて、手帳におしゃれな紙を貼ったり
シールやマスキングテープでデコったりする事が大好きだ。
お世辞にも上手なデコレーションとは言えないが、
手帳は誰かに見せるものではない。
自分が見て癒され、自分だけが愛でるものだ。
私が満足できていればそれでいいというスタンスで手帳デコを続けている。

しかし手帳デコに飽きてきた時期もあった。
手帳と距離を置きたいと感じる事が周期的にやってくるのだ。
そんな時に出会ったのが「コラージュ」

SNSでコラージュの投稿を発見し、心を奪われた。
アート作品だと感じた。
もはやデコの領域を超えている。
特にヴィンテージ風のコラージュにくぎ付け。
「どこでこんなに素敵な素材を手に入れられるのだろう。
私もやってみたい！」と思い、すぐにネットで調べた。
すぐに海外通販のSHEINやアリエクがヒットしてめちゃくちゃ
テンションが上がった事を覚えている。
センスのいい素材が沢山あるし、コスパも最強だ。
即SHEINでコラージュ素材を大量にお買い上げした。

SHEINで買った素材が届いてからは
しばらくコラージュを楽しんだ。
しかし、熱くなりやすいが冷めやすい飽き性の私。
すぐに飽きたのだ。
大量の素材を残し、私のコラージュブームは幕を閉じた。

しかし、ここ数日で突然私のコラージュ欲が爆発した。
紙モノ、手帳系のYouTube動画を舐めるように見て
SHEINとアリエクパトロールは永遠にやっている。
私の創作意欲のトリガーは何なのか、考えてみたところ
noteでの発信を再開したことにあるのだろうなという結論が出た。

しばらく創作もしていなかったけれど
最近執筆活動に復帰した。
なにかクリエイティブな事がしたい欲がむくむく沸いているのだ。
小説では文章表現の創作になるので
ビジュアルに訴える創作もしたいなという気持ちになっているのだと思う。

私はイラストを描いたりすることにコンプレックスがあり
(絵が上手くなりたい気持ちはずっとあるがセンスがついてこない)
視覚的なアートを生み出すのが苦手だ。
その点、コラージュは元々ある素材を使って構成を考え
配置していく事で作品を作る事ができる。
私の弱点をカバーしてくれるし、満足感も得られる
最強の手法なのだ。

これからしばらくは嵐の様にコラージュしまくるだろう。
そしてある時ピタッと熱が収まり、コラージュ無期限休止期間に入るのだと思う。

私はそれでも全然いいと思っている。
誰かに見せる訳でもないし、
自分が楽しみ、癒されるためのもの。
自分が満足できるやり方でコラージュと向き合っていけばいい。
それが私にとってのコラージュなのだ。