コロナでTCGユーザーはどうなったか!? 「今」を調べました。
こんにちは、クルクルです!
緊急事態宣言が解除されたとはいえコロナの脅威はまだまだ私たちの生活に色濃く影響しています。TCGサプライサークル「未来屋」としてTCGユーザーの人達はどういった環境の変化があったのか、今後の活動を考えるうえでとても気になりました。こうなっただろうなという予想はあっても自分が触れるのはYoutubeの動画での一個人や店舗の状況くらいでユーザー全体の状況は分からないところでした。
他のTCGユーザーさんも皆はどうなっているのか知りたい方が多くいるだろうし、TCG界隈の状況を共有できたらいいのでは?と思いアンケートキャンペーンを行いました。
(サプライが当たるリツイートキャンペーンにすることで多くのユーザーの目にふれ回答を多く頂くことができました。)
以下アンケート結果とそれに対する分析という名の私見です。
前置きとしてTwitterのアンケート機能は選択肢が4つまでしか設定できないようで(ここ上限突破の方法あったら教えて~)、さらに投票しないと結果が見れない仕様のため、結果だけを見たい人用としてほとんどの質問に「結果だけを見る」が入っています。
おおむね2月以前と3月以降での差を質問していますので人によっては3月~5月で変化がかなりあった期間でもあるかと思います。
質問内容も皆さんが知りたいことも募集し後から追加したので投票数にはバラつきがあります。
Q1.対戦回数はどうなったか
わかりきってはいましたが相当な減少幅です。
一応「結果だけを見る」を除く割合に変換すると
増えた 10.3% 70票
変わらない 8.2% 56票
減った 81.5% 555票
約8割のユーザーが対戦回数が減少。ショップや対戦スペースの閉鎖によりそもそもの対戦環境が失われたのですから当然ですね。では対戦以外ではどうなったかといいうのが次
Q2.カードに触れる回数はどうなったか
対戦は減ってもデッキいじったりはしてるのでは?と思いましたがやはり多くの方がカード自体に触らなくなっています。
一応「結果だけを見る」を除く割合に変換すると
増えた 18.9% 124票
変わらない 22.7% 149票
減った 58.4% 383票
注目すべきは対戦回数の減少に比べると減少幅が小さいこと。そして「変わらない」の割合も増えております。
自粛中でもカードは触っておきたいカードゲーマーの性なのでしょうか?
Q3.対戦などが減った人はどれくらい減ったか
「結果だけを見る」を除く割合に変換
1~4割減 14.1% 72票
5~8割減 33.9% 174票
9割以上減 52.0% 267票
時期的に年度を跨いだため平年でしたら就職や進学でTCGができなくなった人がややいる時期ではないかなと思います(データはないので予想ですが)
そういったことを考慮してもこの減少率はものすごいことです。
強制的にほぼ引退状態になっている人がユーザー全体の4割くらいいるのです。
じゃあ対戦回数的に引退状態でもカード購入についてはどうかということで次
Q4.新弾は買ったのか
「結果だけを見る」を除く割合に変換
増えた 10.8% 65票
変わらない 42.0% 255票
減った 47.2% 286票
3~5月の間に各TCGタイトルで新弾が出ていたはずです(ものによっては毎月)
対戦回数の減少はそのままカード購入の減少につながるのかといえばそうではなく、相も変わらず新カードに魅力を感じ買っているユーザーは多いようです。
とはいえショップ的には対戦の為に店に来る→ついでにシングル見てくという流れがなくなったのは相当痛いようで、売り上げが減ったと言ってらっしゃるつぶやきや動画もよく見かけます。
新弾はかっても旧弾やシングルの動きが悪くなればメーカーはよくてもショップは大打撃でしょう。
Q5.サプライ品購入数はどうなったか
「結果だけを見る」を除く割合に変換
増えた 13.4% 83票
変わらない 36.5% 226票
減った 50.0% 310票
うちのサークルにもろ引っかかってくる質問です。
新デッキを組んだのに対戦で試さないで次のデッキ次のデッキと組む人は中々いないと思います。対戦機会の減少はデッキ構築の頻度も下げ、それに使用するスリーブの消費も減少します。
Q6.対戦機会の減少がカードやサプライ購入に影響しているのか
「結果だけを見る」を除く割合に変換
ある 45.9% 273票
ない 54.1% 322票
コロナの影響で確かに買い控えが起こっているようです。
正直な話をするとエアコミケで出した新作サプライの動きは頂いた反応の割には悪いものでした。
このあたりは自分の宣伝力もあるので絶対とは言えませんが、コミケが通常開催されていればもう少し違った結果になったと思います。
*新作スリーブとプレマ とんでもないコラボができたのに時期が…トホホ
欲しいものは買っておくという人が過半数いるのは救いですね。
Q7.今後TCGにどう向き合うか
「結果だけを見る」を除く割合に変換
カードだけは買っておく 66.8% 411票
何もせずに様子見をする 28.9% 178票
引退する 4.2% 26票
これに関しては色々なパターンがあると思うので選択肢外の人もおおいと思います。
引退を決めた人が4%程度なのは救いと見るべきか否か。
引退したと言って戻ってくるのはTCGに限らずあるあるですのでアフターコロナでもユーザー数は実は変わらないとかならうれしい限り。
Q8.ネット対戦環境を整備したか
「結果だけを見る」を除く割合に変換
整備した。 42.7% 265票
整備しなかった。 45.8% 284票
整備する予定。 11.5% 71票
整備予定も含めると半数の人がネット対戦を始める様子。
ショップが閉まっているなかで対戦回数が増えたという人が1割程度いたことを考えるとネット対戦は予想以上に行われているのかもしれません。
不正対策がしにくいネット対戦ですが個人的にはカジュアルに遊ぶ分には気にしなくてもいいと思っていて、逆に商品が掛かった大会だと今後問題がありそうですね。(さっそく疑わしい事例があったようですが…)
ネット対戦には様々な可能性があると思っていますし、ユーザーも含めた業界全体で壮大な実験をしている状況です。
Q9.掛け持ちはどうなったか
「結果だけを見る」を除く割合に変換
購入するタイトル数を増やした 13.2% 26票
購入するタイトル数は変わらない 61.6% 122票
購入するタイトル数を減らした 25.3% 50票
こういうのも知りたいというご意見もらって追加したシリーズ
掛け持ちで複数タイトルをやってる人のなかには収入の減少で趣味に割けるお金が減った人もいることでしょう。
とはいえ6割の人は継続という状況は予想していたよりは多いですね。
デジモンやラッシュデュエルなど新規タイトルもあり、そういったタイトルを新しく始めたという人もいるのではないでしょうか。
Q10.DCGはやるのか
こういうのも知りたいというご意見もらって追加したシリーズ2
リアルもネットもアナログカードがだめならDCGやるかという考えは誰もが思いつくところです。
結果は増えた人や新たに始めた人もいますが半数は変わらない。
暇つぶしのアプリゲーはアクセス数減ったという話も耳にしましたが逆に腰を落ち着けてやるDCGは若干有利かもとは思ってます。
Q11.今後TCGはどうなっていくと思うか
「結果だけを見る」を除く割合に変換
良くなると思う。 8.3% 19票
変わらないと思う。 30.0% 69票
悪くなると思う。 61.7% 142票
最後の質問。
結局のところ人々の感じるワクワク感みたいなものが界隈の盛り上がりには必要なことであると思っていまして、コロナの影響で環境激変の対戦回数激減の現状では悲観的になるのは仕方ないことだと思います。
まとめ
全体的には「そうだよね悪くなってるよね」ということを改めて確認する内容でした。
ただ決してTCGの火が消えたわけではないのも確認することができました。
今後のワクチン開発や感染推移にもよるとは思いますが、TCG全体を盛り上げようとする動きがきっと出てくると思いますし、微力ながら私自身もそこに参加できればと思っています。
来月の後半にはまた同じようなアンケートをしてみたいと思います。
withコロナの中でTCGを取り巻く環境はどう変化するのか。
継続して追っていきたいと思います。
ではまた!