大地の再生ワークショップ@狛江水辺の楽校
狛江での自主上映にて、たくさんの感動を呼んだ映画「杜人(もりびと) 環境再生医 矢野智徳の挑戦」。
3月より延期だった念願のワークショップが、この度、無事に終了しました。「和久 倫也さん(WAKUWORKS 株式会社、大地の再生関東甲信越)」と同じく事務局の宮崎志津香さんをお迎えして、水辺の楽校の竹じいこと竹本さんもご一緒に、多摩川の土手に広がる癒しのオアシス「狛江水辺の楽校」で、風の流れをリアルに体感する時間となりました。
真夏日の気温は33度越え!それでも、木陰はやっぱり涼しい。
市民の人たちによって2001年にスタートした「水辺の楽校」は、今は都会のオアシスとしても人気スポットです。
多摩川の東京の河川敷は、野球やサッカーができる広々とした空間が多いのですが、こんなに木陰がある気持ちのいい空間がありました!
滞りがちな水路に、穴を通して空気の流れ道を作ってあげるだけで、水が動き出し、トンボがたくさん集まってきました。
アメンボがたくさん泳ぐ泥沼は、泥が深くてちょっとにおいます。
梅のお花のような形をした足跡は「狸」。もはや、狛江の住宅街では狸を見かけることはありませんが、このエリアには住める場所があるのです。なんだかほっとしますね。
既にたくさんの愛情と手間暇をかけて自然を育て守ってくれている「水辺の楽校」に、さらに、動物の視点で「風」の通り道をつくっていきます。
コツは、しゃがんで、小動物になった目線で風の通り道を探し当て、そこに、ノコギリガマで、優しく自然に風を通してあげること。子どもたちも興味津々。
「大地を再生」では、刈った草はむやみに捨てず、再利用します。既に存在しているあらゆるものを、適材適所において役目を果たせるよう整えます。
大人16名+子供たちが力を合わせて、水路とそのまわり風の通り道をノコギリガマをもって黙々と40分ほど作業。参加者みんなが、「風が動いてヒンヤリ気持ちよくなった」と体感する時間でした。
ただ漠然と草を刈るだけではなく、「動物たちの視点で風の通り道を感じる」ことを意識するだけで、いつもの草刈りと違ったと感じた方も。
締めくくりに、和久さんは、
「小さな命の視点を持つことはとても大事です。今日は東京の多摩川の土手で、ハンモックで遊ぶ子供たちの姿をみて、ゆっくりとすごす時間が羨ましいなぁと思いました。大人も子供もこういう時間をもっと持てればいいなと思います」と語り、裸足の良さも共有してくれました。
宮崎さんは、
「ワークショップでの実際の体験は、忘れずにずっと残ります。身の回りの自然の中に、風の通り道を作ってあげるだけで、違いを実感できるので今日の体験を日常に持ち帰ってもらえれば嬉しいです。」
大地の再生のワークショップは、定期的に開催されています↓
まずは、身の回りの自然から、風を感じてみましょう。
新しく発売された本『大地の再生実践マニュアル』↓
映画「杜人」の紹介は下記に↓
地元狛江の環境課にも、映画に共感してくださった皆様の声を届けました。のレポートは下記に↓
今日も杜人活動にいそしむ皆さま、そして暑い中ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
狛江にても、自主的に定期的に続けられるようにしたいなと考えています。
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