伊豆大島からの贈りもの ~「生の椿油」
冬は、お肌の乾燥が気になりますね。
アロマテラピーは、皮膚を柔軟にし保護し、免疫を高め、心にも身体にも幸せを届けてくれる自然療法です。
毎日の生活に気軽に使うことをお勧めしていますが今回は、自信を持ってお勧めしている椿油をご紹介します。
木肌が滑らかで、葉っぱが太陽の光でキラキラ輝く「椿」。
「椿」は、日本原産の植物で学名は「Camellia japonica(カメリア・ジャポニカ)」。
日本原産の椿には、
●日本中に広く分布する「ヤブツバキ」
●積雪地方の「ユキツバキ」
●九州に自生する「サザンカ」
●沖縄~奄美大島に多い「ヒメサザンカ」
の4種の原種があります。
17世紀にG.J.Camell(チェコの宣教師・植物学者)がヨーロッパに持ち帰り、冬に美しい花を咲かせてくれる常緑高木樹として、貴族たちの憧れの植物になりました。
ココ・シャネルが愛した「カメリア」のモチーフは、この日本の「椿」からきていることからも、その人気を伺うことが出来ます。ココ・シャネルの生涯は壮絶で最後は孤独だったと伝えられていますが、信念を貫く姿は、今も色あせることはありません。ココ・シャネルが、この「生の椿油」で、優し手の温もりが伝わるタッチを受けていたら、孤独も和らいだのではないかと思います。もし、一人で寂しく感じている方がいたら、植物の恩恵を思い出してみてください。一人ぼっちではないことを、植物たちは優しく教えてくれます。
さて、この伊豆大島にて、「ヤブツバキ」の種を丁寧に集め、乾燥させて、圧力も加熱もなく、上から下へ手作業で優しく圧搾し、活性炭と高分子フィルターでろ過を繰り返し、一滴一滴を搾っている会社があります。
その名は、「株式会社椿」さん。
出会いは、自然療法の雑誌「アロマトピア」の取材で10年以上前にさかのぼります。
その取材で感動したのは、社長と社員の皆が「ヤブツバキ」を敬愛し、種から生産品になる迄、こだわりを貫いている姿でした。
下記サイトに、そのプロセスが紹介されているので、ぜひご覧になってみて下さい。アロマテラピーで使うオイルの勉強にもなります。このように手作業で丁寧に作られていると知るだけで、植物オイルのありがたみが伝わってくるのではないかと思います。
取材後は、すぐにクプクプにても、アロマテラピーの施術現場に取り入れました。そして今に至る迄、セラピストからもクライアントからも、絶大な支持を得ています。
●肌への保湿力の高さ
●皮膚の浸透力と保護の高さ
●素材の安心と信頼
産婦人科クリニックでの施術においても、アレルギーなどのクレームは一切なく、品質の高さが伺えると思います。
アロマテラピーで使う材料は全てが植物由来。農作物ですので、食品と同じで、種や土壌の質、生産者の顔が直接見えることはとっても大切なこと。
わたし自身、一滴の椿油が、フィルターからゆっくり落ちてくるこの椿油の生産工程を初めて見た時、アロマテラピーは、皮膚を通して、植物との対話と調和を促す尊い仕事なのだと、改めて感動したことを思い出します。
ヨーロッパの人々を魅了した、日本の「椿」が、これからも健やかに育っていきますように。と、願わずにはいられません。
最後に、株式会社椿の代表の日原社長は、80代になっても伊豆大島へヨットで訪れる体力と気力の持ち主。伊豆大島の椿の種が、私たちの健康に役立つようにと、退職されてから椿のお仕事に取りくみ、今に至ります。
宮澤賢治を尊敬し、農業と芸術が日常生活に在るようにと、椿と共に音楽活動にも取り組み、豊かさとは、自然界を大事にすることからもたらされることを教えてくれます。いつまでもお若いのは、「生の椿油」を一日ティスプーン1杯と、「生の椿油」を使い、肌のケアをしているお陰だと教えてくれました。
自然と椿をこよなく愛し、農産物として届けてくれる日原社長たちの努力の賜物が「生の椿油」。その存在に心から感謝します。
クプクプのアロマテラピーの施術には、この搾りたての「生の椿油」を使っています。また、初めての方にもお試しいただけるよう、10ml~も量り売りでお譲りしています。「生の椿油」でお肌の保護を試してみたい方は、気軽にお問い合わせください。
日原社長の取組みは、Forbesにも紹介されています。
クプクプでは、アロマテラピーの施術とフラワーエッセンスのメニューの他、次世代に残したい自然療法の情報発信をしています。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。