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意見の束がその人の魅力。『自分の意見で生きていこう』感想

今日は『自分の意見で生きていこう』(ちきりんさん著)の感想を書きます。

軽く自己紹介すると、30代男性、教員です。メンタルダウンを経験し、3年間休職しました。その後復職し、「5年後も笑ってはたらくこと」を目標にしています。よろしくお願いします。


印象に残った部分はどこか?

「ちきりん」というキャラクターがその「意見の束」によって認知されたように、他者から「30代の会社員」とか「40代のワーキングマザー」と一括りにされるのではなく、きちんと個人として認めてほしいと思うなら、必要なのは「さまざまなコトに関して、自分の意見を表明すること」です。
『自分の意見で生きていこう』p168

なぜその部分が心に刺さったのか?

ちきりんさん曰く、意見とは、正解のない問題への「自分だけの答え」のこと。

自分の意見を持っている人は、シンプルにカッコいいと思ったから。また、その意見が束となって、その人らしさを作る。もっと言えば、その人の魅力を作るというのが腑に落ちたから。

今の自分とどう重なったのか?

自分は昔から、バランスの取れた意見を言おうとするクセがある。また、人が偏った意見を言っている場合に、その偏りを修正しようとするクセがある。

平穏が好き。場をかき乱す人が嫌い。

僕みたいなタイプにも魅力はあるとは思うけど、「自分の意見」を堂々と言える人のほうが魅力的だ。その意見の手前に、思考のプロセスがあるから。

「バランスの取れた意見」はあまり考えなくても言える。また、ちきりんさんの主張ではそれは「意見」ではないらしい。

もっと「意見」を言える自分になりたい。最近そう思うことが増えた。

これを受けて、今後どうするか?

ふたつのことにチャレンジしたい。

まず、意見の日記をつける

メンタルダウンして3年、復職して1年7ヶ月。毎日日記をつけている。ただそれは、何をした、何があったという事実の記録だ。

それとは別に、「○○についてはこうじゃないかと考えた」というような、意見の日記をつけたい。

思考のプロセスを他者に見せるのがハードルが高いなら、まずは自分だけが見る日記で、練習をしてみよう。

次に、自分のホーム(Twitterとnote)で意見を発信する

Twitterとnoteの使い方は試行錯誤している最中だ。今は「5年後も笑ってはたらくこと」を実現するために、学んだことを書き残している。

ときどき、休職中につらかったことや、復職したときにやってよかったこと、メンタルダウンで得られた学びなどを発信している。

ここに正解のない問題に対する自分の意見を加えていきたい。無理やりに突飛な意見をひねり出す必要はない。自然体で書きたい。

若干、受け手の「反応」を気にしている自分がいる。だから、「いい反応がもらえるかどうか」よりも「自分なりの意見を正直に書けるかどうか」に注目していきたい。

意見の束がその人の魅力。自分なりの魅力を出していけたらと思う。


今のTwitterは意見があふれているというより、たくさんの反応があふれている。

反射的な嫌悪感、苛立ち、怨嗟など。ずっと接していると疲れるし、エネルギーを奪われる。

そんな中、自分の意見を持って、背筋を伸ばし、にこやかに発信している人には好感を持つ。自分もそんな人のひとりになりたいと思う。

以上、感想でした。

おわり。

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