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【詩】ぼくの海

疲れたカバンが
無造作に投げ出されて
だらんとフタが開くと
青く透き通った水が
あふれ出た

水はしだいに
床を満たしていき
この部屋に海ができた

淡くきらきらした水面が
ぼくに誘いかける
でも、指で触れようとすると
いつもの部屋に
戻って行ったよ

じゃあ、フタを閉めて
おやすみなさい

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