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【詩】いっときの夢

眠りから覚めると
よどんだ空気が
波打っていた

けれども空を
見上げると、
きれいな星々が
瞬いていた

廃墟と化した王宮
でも、ぼくは知っていた

覆っていたベールを
ひらりと剥ぎ取ると、
そこはいつもの部屋なんだ

さあ、また一日が始まるよ

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