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空にマルを書ける ステッキがあったのなら 君はどんなマルを 描くのだろう? 心のステッキを…
真っ暗な夜は 誰かがマントで 包んでしまったから だとしたら… きっとその人は バサッと広げ…
ねえ、君 朝だね カーテンを 開けるのかい? 『優しいスポットライトを 浴びるように 照らさ…
君は独りなのかい? ぼくは部屋から 君を連れ出したい 外にはきっと いいことがいっぱいある…
草さんが一本 立っています その草さんは 自由に踊れたら どんなに楽しい ことだろう と、思…
あ、あの丘の上に フルーツがなっているよ 木があるよ そのフルーツは 虹色のような 色をして…
この部屋に もこもこが降る ぼくは思った もこもこ? なんだろうね? 指でツンと そいつを突いてみると わかった もこもこは もこもこだということを ちょっと気晴らしに 遊んでみるか ツン! ああ、くすぐったそうに しているようだ ぼくはつい心の中で にやけてしまった だって面白いからさ 次々に降る もこもこを 突いてみよう じゃないか ツン、ツン、ツン でも、もこもこたちは 突かれるのが いやらしく どこかへ 隠れてしまったよ けれども一つの も
あの海に 沈んでいく 青白い氷が漂う 殺風景で静かな海 誰もいない でも、寂しくはない ぼ…
あの魚を つかまえたいのかい? 人見知りなあの魚 無理、無理! だってその魚は なかなかつ…
カサをさした そして広がる 白くてきれいな どこまでも広がるように 身振りで表現するなら …
斜めから 日差しを感じ、 ぼくはなにかに 耳をすましていた 天使の歌声を 聞いていたとでも …
めまいがすると 君の人差し指が このぐるぐるを 止めてくれた さ迷っていたぼくは 戻ってこれ…
ぼくは ボールペンを持つと ヒューッと ダーツみたいな 仕草をした もし飛んでいくなら ど真…
広い空から めまいがするほど ぐるぐると回転しながら 落ちていく ぼくはどこに 降り立つのだろう ぐるぐるがひどくて 見当がつかない しだいに 熱を帯びてきた 例えるなら 火をまとった やるせなさ どうしようもなさを 動力源に加速していく 地上に住まうものは 恐れをなすかもしれない でも、きっとぼくは 地上に着く前に 燃え尽きるだろう もしできるならば 誰かの心に 火をつけたい それはほのかな火 ではあるけれども 希望に満ちている なら、ぼくは 燃え尽きても