シェア
空にマルを書ける ステッキがあったのなら 君はどんなマルを 描くのだろう? 心のステッキを…
真っ暗な夜は 誰かがマントで 包んでしまったから だとしたら… きっとその人は バサッと広げ…
ねえ、君 朝だね カーテンを 開けるのかい? 『優しいスポットライトを 浴びるように 照らさ…
君は独りなのかい? ぼくは部屋から 君を連れ出したい 外にはきっと いいことがいっぱいある…
草さんが一本 立っています その草さんは 自由に踊れたら どんなに楽しい ことだろう と、思…
あ、あの丘の上に フルーツがなっているよ 木があるよ そのフルーツは 虹色のような 色をして…
あの海に 沈んでいく 青白い氷が漂う 殺風景で静かな海 誰もいない でも、寂しくはない ぼくはゆっくりと 落ちていく 光はどんどん 遠のいて このまま眠りに つくのだろう つくのだろう つくのだろう ぼくはどこまでも 落ちていくのかな? もしこの落下が 無限に続くなら 飽きてしまうな そのうち残った感覚が 優しいベッドのような 感じを覚えた ぼくは身をまかす ああ、きっと水底に ついたんだな 暗闇にひとり 横たわるとき、 人はなにを思うのだろう? そ
あの魚を つかまえたいのかい? 人見知りなあの魚 無理、無理! だってその魚は なかなかつ…
カサをさした そして広がる 白くてきれいな どこまでも広がるように 身振りで表現するなら …
斜めから 日差しを感じ、 ぼくはなにかに 耳をすましていた 天使の歌声を 聞いていたとでも …
めまいがすると 君の人差し指が このぐるぐるを 止めてくれた さ迷っていたぼくは 戻ってこれ…
ぼくは ボールペンを持つと ヒューッと ダーツみたいな 仕草をした もし飛んでいくなら ど真…
広い空から めまいがするほど ぐるぐると回転しながら 落ちていく ぼくはどこに 降り立つのだ…
夜になると 魔王が待ちかまえた この街は オレの魔法がかかった テリトリー 誰も犯すことは できない けれども人々は そんなことを知らず それぞれの過ごし方で 過ごしている こんな街に 勇者は現れた 魔王に立ち向かうために さあ、朝が 始まるよ! 勇者は勝ち 魔王は日の光に 溶けていく ああ、夜中のことに 気づいたものは いないだろう 倒された魔王は 不敵な笑みを浮かべていた 夜になれば またオレは復活するのだよ けれどもまた勇者が現れ 魔王は倒される 吟