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詩人・くぽたみきによる「詩の世界」

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詩人・くぽたみきによる「詩の世界」です。ファンタジーやメルヘン満載の詩集。ポエットによるポエム?書いた詩はここに溜め込んでいこうと思います。子供にもオススメです。ぜひ読んでね。
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2023年10月の記事一覧

【詩】花の風

真夜中、 カーテンは揺れ、 色とりどりに 花たちがやってきた クスクスほほ笑む メロディーに…

3

【詩】雪だるまくん

ねえ、元気? と、君に声をかけられ ほっぺが火照る 雪だるまなぼくには 今日は少し暖かく、 …

6

【詩】いっときの夢

眠りから覚めると よどんだ空気が 波打っていた けれども空を 見上げると、 きれいな星々が …

1

【詩】君よ

明るい霧に包まれ、 さらさら満ちる庭 ベールが フッと拭われると、 残った光がさす花に 頬ず…

8

【詩】ペン

くるくる、 ペンが舞い降りる カララーン!と 楽しげなグラス 小気味よさに 目をこすり、 一…

3

【詩】ジュース

コップを楽しげに つかまえて カランカラン 氷を響かせ、 ドカッ!と座った あ、ジュースが…

3

【詩】恋

空気の精は言った 君はあの子が 好きなのかい? なら好きだって 言えばいいんじゃない? 二人は包まれ 優しさに ふわりと染まりゆく 手をとって、 宙を舞う姿を 垣間見た ああ、やがて 恋に変わるかな

【詩】泣かないで

空を見上げると 薄暗く曇っている 雨粒が落ちるなら ポツンと あっ、降ってきた! と、笑顔を…

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【詩】火の魔法使い

熱で手が火照る 楽しげな魔法使い 心舞うままに 軽やかに 踊り手が見せる 美しき火は 幻の中…

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【詩】夢の世界

ぼくは夢の世界に 酔いしれていた もやもやとした 雲の中を あてどなく歩く そんな世界の冒険…

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【詩】水の目

水の目をした君は、 ぼくを溺れさせようと いうのかい? 澄み渡る君の目は どこまでも 深みへ…

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【詩】ひと時の孤独

ぼくは立っていた ちょっと眠かった 浅く息をしては 雨の音に、 聞き耳を立てた 無理に起き…

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