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久遠のルール解説Part1『オールインの原則と処理』
こんにちは。久遠光(くおんひかる)と申します。
#久遠光のポーカーマガジン を開いてくださってありがとうございます!🙏
今回から、ポーカーのルールについて解説して行きたいと思います。
ポーカーを始めて間もない方、友達に広めようとしている方、ディーラーに興味がある方など、様々な方のお役に立てるように丁寧に書いて行きたいと思いますので、よろしくお願いします🙇♂️
最初のテーマですが『オールインについてのルール』にしたいと思います。
1日に何度も見ることが多い光景ですが、
🤔『イマイチ何をやっているのかわからない!』
という方もいると思います!
これを知ることでよりポーカーを楽しむことができると思います!また、ディーラー目線でのお話もさせてもらいます!
ぜひ最後までご覧ください!
『オールイン(ALL-IN)』とは、文字通り手持ちのチップを全て賭けるという意味です。しかし、トーナメントにおいてはオールインしたプレイヤーが負けても飛ばずに残っていることがあります。一体、何が起こっているのでしょうか?
この疑問を解決するためには、オールインの原則を知る必要があります。簡単に説明すると
『相手1人あたりから貰えるチップは、最大でも自分が持っているチップと同額まで』ということです。
具体的なケースで説明します!
![](https://assets.st-note.com/img/1650897052995-OdBLVgWa9A.png)
上の図のように、3人のプレイヤーがオールインをしました。それぞれのプレイヤーが勝利した場合、もらえるチップはどうなるでしょうか?
先程の原則『相手1人あたりから貰えるチップは最大でも自分が持っているチップと同額まで』という原則に当てはめてみましょう!
①ライオンが勝った場合
原則に当てはめると、ライオンはプレイヤー1人から最大10万点まで取ることができます。他の2人は持ち点が10万点に満たないため、全てのチップがライオンに移動します。
②ウサギが勝った場合
ウサギはプレイヤー1人から最大5万点まで取ることができます。ペンギンのチップは5万点に満たないので全てウサギの手元に移動します。一方、ライオンは5万点よりも多いチップを持っているので、手持ちの10万点のうち、5万点のみウサギの手元に移動し、残りの5万点はライオンの手元に残ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1650898037565-8avx6qDm8c.png?width=1200)
③ペンギンが勝った場合
ペンギンはプレイヤー1人から最大1万点まで取ることができます。ライオンもウサギも1万点以上チップを持っているのでペンギンはそれぞれから1万点だけ取ることができます。
では、それ以外のチップはどこにいくのでしょうか?
この場合、両者オールインしているため、残るチップはライオンとウサギの2人で争うことになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1650899933681-UBmO8RX5nW.png?width=1200)
この2人の間での勝敗でチップの行方が変わります。
③A 強い順にペンギン→ライオン→ウサギの場合
ペンギンに1万点払った後に、また原則通り処理していきます。
ライオンは残った9万点までウサギから取ることができますので、ライオンはウサギの残った4万点を取ることができます。
③B 強い順にペンギン→ウサギ→ライオンの場合
ペンギンに1万点払った後に、ウサギは残った4万点までライオンから取ることができるのでライオンの持っている9万点のうち、4万点を取ることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1650901048170-VmNTP0RYdJ.png?width=1200)
参加した全員がオールインした場合は、人数が増えても基本的には同じ流れになります!
①1番強い人のチップを数えて、参加したプレイヤー各々からその額を移す。
②2番目に強い人のチップが残っていればその分を数えて、3番目以下のプレイヤーから集める(チップが無くなった人の分は移動なしで次の人の処理をする)
③以下、全員の処理が終わるまで続ける。
一度実際にチップを広げたり、紙に書いて計算してみると分かりやすいので、ぜひやってみて下さい!
【ディーラー目線の話】
ディーラーが実際に処理するときには『メインポット』『サイドポット』というものを作っていきます。
具体的な例で考えてみましょう。4人の状況です!
![](https://assets.st-note.com/img/1650902556588-ZS8VZYAwGM.png?width=1200)
この場合、2つの方法があります。
①(これが基本)1番ショートのプレイヤーの額を全員から集める
![](https://assets.st-note.com/img/1650904078717-UCkjZQitbG.png?width=1200)
②サイドに入る額を計算し、それを対象者から集めて残りをメインに入れる
![](https://assets.st-note.com/img/1650904537458-kOU1KbQ0pb.png?width=1200)
このとき、①は全員対象になるので×4ですが、②はショートの1人はサイドを取る権利がないので×3になることをご注意ください!
もちろんどちらも同じ結果になるのですが、現場で使うときは計算しやすい方を使うのがいいと思います!
例えばショートが5700点、残り3人が6000点という状況の時は5700×4を計算するより、差額の300×3の方が簡単に計算できるのでサイドから作った方がいいと思います!
⚠️注1)『メイン1500点×4人で6000点がメインに入ります!』『差額300×3人で900点がサイドに入ります!』というようにアナウンスするとプレイヤーさんにも分かりやすいです!
⚠️注2)分からなくなった時は①に立ち返って、時間かかっても1人ずつメインに入れる額を集めて行きましょう!
今回は以上になります!
長い説明になりましたが、最後までご覧いただきありがとうございます!これからも皆様に分かりやすい記事を提供したいと考えております!応援よろしくお願いします!
それでは、良きポーカーライフを!
著:久遠光
@kuon_poker
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