「ひぐらしのなく頃に奏」賽殺し編の感想と同時に抱いた業卒への違和感
ひぐらし卒を最終回を目前に控えて、賽殺し編を読み終えた。
祭囃し編の続きかもしれない後日談的なカケラでのお話。
誰にもなんにも罪がない純白のような世界、それ故にか元の世界とは人間関係がまるで違う世界、に紛れ込んだ梨花ちゃんが元の世界になんとか戻ろうとする。
だけど、土壇場になってから戻るか否か心底悩んでしまう、そんな話。
過程とその選択は触れないでおく。
ただ、これをもって「ひぐらしのなく頃に」はエンディングを迎えたんじゃないかなと思った。(業と卒、命などはややこしくなるから保留)
原作の方で読んだ話だけど、改めてそう思った。
保留にしといて持ち出すが、業卒見たから余計にこれがひぐらしだ、じぶんが好きなひぐらしだな、とさえ思えた。
そして、現時点での業卒の彼らはいったい何者なんだろう、とも。
純白世界の彼らよりずっと本来の彼らに近くて間違えそうになるけど、賽殺し編を経て改めて見てみれば、業卒世界の彼らには違和感しかない。
沙都子が梨花にかまってもらえないからってあそこまでする?赤目化したとて、沙都子は沙都子でしかない。悟史を結局どうするのかもわからない。
梨花ちゃんもあんなになるまで沙都子を放置して新しい友達?とばかり付き合う?沙都子が拒否したからってすぐ諦めるの?沙都子とあれだけルチーアに行きたかったのに。
詩音はか弱過ぎる。存在も空気どころか霞。沙都子にべったりだけど、悟史にはなぜか触れてなくない?沙都子のルチーア行きに何かアクション取ったとも思えない。
魅音は進学したらほとんど空気で、綿流しにも来さえしない。
圭一、打たれ強すぎない?さすがに生き残りが過ぎる。そして茶番かつ空気。
レナはあらゆる場面で鈍感になってる気がする。純白世界も命の世界でもそうだけど、一番差が分かりにくいけど。鬼○し編以外はやっぱり空気。
沙都子と梨花も含めて、表面的にはとてもよく似ている、ただのそっくりさんに見えてしまう。
そんな思いを抱きつつ、卒の最終回を見るし、奏は言祝し編に行こうと思う。
読んでくださり、ありがとうございました。
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