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ドラマ「金田一少年の事件簿」(松本潤Ver) 【第6話”速水玲香誘拐殺人事件”感想】普通のドラマとして楽しめたし、これからも楽しんでいくだろう

原作単行本では26,27巻で収録の「速水玲香誘拐殺人事件」。最初の原作漫画シリーズ最後のトリを務めている今回の事件だが、「金田一」っぽさは相変わらず感じにくいものの、ひとつのドラマとしてなかなか楽しめる作品に仕上がっていた。

キャスト陣もなかなかの顔ぶれだ。速水玲香役では酒井若菜さん(「木更津キャッツアイ」「池袋ウェストゲートパーク」ほか出演)、玲香の所属事務所社長・鏑木葉子役で浅香光代さん、同じ事務所の大女優・三田村圭子役でいしだあゆみさん、そのマネージャー・安岡真奈美役で有森也実さん(「東京ラブストーリー」ほか出演)ときたら何も起こらないわけがない。

レギュラー陣も負けてはいなかった。はじめはと言えば、玲香の初恋の相手としてテレビに出演したことにも驚いたが、バスから飛び降りたり、かと思えば吊り橋から落ちそうになったりと、いつもと違ってかなりのアクションシーンもあった。そんな彼を追いかける剣持と心配のあまりに半ば強引についていく美雪。美雪に至ってははじめに対してかなり恋焦がれてるのが見て取れたこともあり、これは果たして「金田一少年の事件簿」なのかと思ったほどだ。(原作にもそんな描写があったのかもしれないが、記憶にはない。のちほど読み返してはみる)

そんな「金田一」っぽくない要素もありながらも、それさえ楽しめるドラマになっていた。音楽や演出的にも、はじめたちの振る舞い的にも、今まで見てきた「金田一」とはどうしても違って見えてしまうが、それはそれとして面白さを感じてることに気付いてきた6話だった。残り3話(とスペシャル1本)も楽しみながら松潤バージョンの「金田一」を見ていきたい。

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久遠さつき
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