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コメディのお芝居ものの感想を書くのって苦手なのよね…

普段、いろんな物語について感想を書いていってる。noteに書く記事の多くがそれだ。でも、書くことが極めて困難な感想がある。それはコメディもののお芝居…舞台とか映画とかライブとかだ。

よく観に行っている舞台で、シアターザロケッツという劇団の舞台があるが、この団体さんの舞台はほとんどがコメディで構成されているが、ラストあたりで心をキュッとさせる言葉なり場面がある。そういう舞台の感想なら書ける。

でも、そういう作品ではなく純度100%のコメディは無理だ。なぜならば、笑えた!面白かった!という感想しか書けないからだ。これこれこういう理由で笑えた、だなんてじぶんには書けない。いや、書こうと頑張れば、絞り出せばかけるのかもしれないが、書きたくならない。

それは美味しいものを食べた時と似ている。テレビのグルメ番組や、旅行番組で料理を食べるときに、芳醇な香りが云々とか、舌がとろけるようにまろやかでなんちゃらとか、リポートする人たちが言ってて、それはそれでなるほどー!って思うが、それをやりたいとは思わない。美味しいものは美味しい。それだけでいい。そう思うのと似ている気がする。

なんでこういうことをいきなり書き始めたかというと、先週、そして今週と朝劇というものを観劇したことに起因する。朝劇とは、朝に明大前や池袋等にある実際の喫茶店や飲食店を舞台にして役者さんが間近でお芝居をする、そういう舞台のことだ。(今日観たのはイレギュラーで夕方17時に開演した)

たまたまかもしれないが、どちらも生粋のコメディ演劇だった。終始笑いの絶えないお芝居だった。コメディじゃない舞台なら、このセリフがグッときたとか、この場面でこう考えさせられたとか、そういう感情が湧いてくるからそれを感想に書いていっている。

だが、純度100%あるいはそれに近いコメディ演劇ではそれができない。あのセリフで笑えたとか、この場面がこれがああなっているから面白かったとか、その時その時では思ったかもしれないが、ほぼ覚えてないのだ。いろんなとこで笑えたなとか面白かったとか感情的な記憶だけが残るみたいなのだ。

だから、書けない。正確に言えば、以前はあそこのあのシーンはああだったから笑えたとか事細かく、うんうん唸りながら思い出しながら書いたこともあったが、そういう風に書く行為自体はなんだか面白くないのだ。だから、もうそういう風には書かないに決めた。楽しかった、笑えた!の感想だけ書く。(笑えなかったり、苦手なタイプの笑いならそう書くつもり)それでいいと思うし、そういうのを書ける人におまかせしたい。他の方の感想を読んで振り返ること自体はとても感心するし、楽しいからね。

あーだ、こーだ、書いていったが、要は
「コメディの感想は苦手だから書きません」
と言いたいだけだ。

コメディ以外の感想についてはたくさん書いてるのに、コメディのは書いてない、あるいは感想があっさりしてるのはつまらないからという理由では決してない!とだけ言っておきます。(つまらないときはそう書いてるはず)

でも結局、コメディもお笑いも好きは好きだけど、感情が揺さぶられたり、考えさせられたり、そういうものの方が断然好きだー!!!!!!!!と言って締めます。(だから、テレビに最近出ている役者さんはともかく、お笑いの人はほとんど知りません。笑)

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久遠さつき
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