ドラマ「にじいろカルテ」【感想】果てしなくあったかい世界
高畑充希さん、北村匠海さん、井浦新さんの3人が演じる、とある村の診療所チームが中心の果てしなくあったかい物語。
全9話を見終えたとき(投稿現在はTverで全話配信中)、言葉にするとそう結論付けてしまえちゃう作品ではある。
終始やさしくあったかい雰囲気が漂っていて、ずっとこの世界で生きていたい、終わってほしくない、そんな世界の話だった。
凶悪事件、殺人事件とかは起きないし、国の圧力で診療所が潰されそうになり黒幕と戦うとかもない。だけど、この作品はそれでいい。いや、そうでいてくれてよかったと心底思う。
だからと言って、何も問題が発生しないわけがない。
まず、主人公の真空(高畑充希)はある難病を患っているお医者さんで、それゆえにもともと働くハズだった病院を辞めざるを得ず、ひょんなキッカケで村の診療所の医者となった、といった経緯があるからだ。
同じ診療所チームの太陽(北村匠海)、朔(井浦新 )を始め、村には一癖も二癖もある人ばかり。いろいろな問題も発生するし、主人公が倒れたりもする。
だけど、診療所チームで、村の人達で、助け合ってなんとか乗り越えていく。
クセが強いとはいえ、こんなにいい人ばかりがいるわけがない、とか、ドラマだからこんなうまいこといくんだよ、とか、思うかもしれない。だから、好きじゃないなあと思う人もいるだろう。
でもじぶんは、だからこそこのドラマが好きだ。同じように好きだと言う人と仲良くなりたい。理想かもしれないけど、こんな人達がいる世界に住めるなら住んでみたい。(田舎に移住したいとかそういう話ではない。念のため。)
1話、また1話と見るごとにそんな風に思ってはいた。でも、見終わってみるとよりその思いは強くなっていた。
特にやっぱり診療所チームの3人が大好きで、あの関係性がほんと好き。(かしまし三人娘も好き)最終回、3人でのワイワイ食事してた以降のつらいながらも愛しさが溢れたアノ場面では本当に涙が止まらなかった。
たまたまTverで知って見始めたドラマだけど、本当に彼らに出会えて良かった。そして、まだ出会えてない人には出会ってほしいと思う。
そして、やっぱり岡田惠和さんの脚本、好きだなと思った。これから始まるファイトクラブというドラマも見ておきたいと思う。
読んでくださってありがとうございました。
P.S.
ドラマ冒頭あたり、「にじいろカルテ」という虹色の文字が顔に浮かび上がるの(と静止してるとこ)なにげに好きでした。
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