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ドラマ「金田一少年の事件簿」(松本潤Ver) 【第1,2話”幽霊客船殺人事件”感想】まるで別のドラマシリーズを見ているようだ

松本潤さんバージョンの「金田一少年の事件簿」、最初の話は「幽霊客船殺人事件」2話構成。(筆者は原作未読)今回の「金田一」一挙放送(Tver、Hulu)では、じぶんは1代目、3代目、4代目と見てきたが、2代目はあまりにもテイストが違って見えて、面食らってしまった。ビジュアルがガラリと変わったのもあるが(それは毎回多かれ少なかれある)、音楽とか見せ方(演出?)がどうにも違和感を感じざるを得なかった。(単発ドラマの3代目は設定自体に感じた)

ただ、事件の舞台が客船上だということでの船上ロケであることや、キャストもいかりや長介さんをはじめ、雛形あきこさん、石原良純さん、伊武雅刀さん、ふかわりょうさん、伊藤高史さん(かつてチューヤンと”電波少年”で旅をしていた人)と様々な方が揃っていること。そしてもちろん「金田一」らしいストーリー。ドラマとしては楽しめる要素満載だし、実際にそのあたりはじゅうぶん楽しめた。

それでも、「金田一少年の事件簿」として見るとまるで別のドラマを見ているような違和感がずっとついてまわってしまう。事件の一連の流れとかはじめがいろんなところを嗅ぎまわるところ、謎を解いていく過程などストーリーの根幹部分は確かに「金田一」ではあった。この話以降でこのちぐはぐさに徐々に慣れていけるのだろうかと複雑な気持ちになってしまう。

美雪(鈴木杏)のはじめへの恋心が原作より出過ぎてるのはいつものこととして、剣持さん(内藤剛志)とはじめの距離感が近すぎるのも気にはなる。だが、これはこれでありかもしれないとも思う。佐木や真壁はまだ出ていないし(そもそも出てくるのかどうかも知らない。明智さんは‥出ないだろうな)、話が進めばもしかしたらそんな彼らもドラマ自体も馴染んで見えてくるかもしれない。今はまだ不安のが大きいが(4代目はわりと安心して見れただけに)、しっかりと2代目も見届けていきたい。


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久遠さつき
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