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ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第一部2章【"ソウグウ"感想】2人のバディ感をひしひしと
初めての美雪との出会いもつかの間。彼女に(本人は自覚はきっとないが)詰め寄られて一穂が昏倒してからの第一部2章【ソウグウ】。
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一穂が目覚めたのはとある部屋。「ひぐらしのなく頃に」を知った人からしたら見覚えのある部屋だ。まだゲームを始めたばかりだし、部屋の背景は原作あたりの使い回し?と一瞬思ったが、そうではなかったようだ。(詳しくはのちにわかる)
一穂が階段を降りると、そこには美雪が朝ごはんを用意してくれていた。やがて、玄関からチャイムの音。ふたりして出向けばそこには「竜宮レナ」が迎えに来ていた。
どうやらここは今まで見てきた「ひぐらし」では圭一の家だったところのようだが、彼や彼の家族はいない。だけど、圭一を迎えに来るように、レナが家に迎えに来る。……という「ひぐらし」を知っている視点でもおかしな現象が起こっていて、一穂とは違う意味合いでじぶんも驚き、戸惑った。(一穂自身は圭一は知らないはず)それ故に、俄然面白く感じ始めたときでもある。
さらに、物語は進む。レナが迎えに来て、美雪はもう顔馴染みのようだが、一穂のことは一切知らない様子……と思いきや、急に「一穂ちゃんだよね」と話し始めるレナ。なんだか意味がわからない。初対面なのは間違いないようだが、何故か名前を知っている。レナが知らなかったフリをしていたわけでも、急に思い出したわけでもないのがコワイ、そんな場面だ。
さらに、持ってきたわけではない一穂の制服もなぜかその家に用意されていて、美雪もそうだったと言う。そして、初めて行く雛見沢分校にも一穂の名前入りの教科書類が用意されていたり、見えない何者かが一穂たちがこの世界に馴染めるようにお膳立てしてるようだ。
(ちなみにいわゆる部活メンバーは魅音、沙都子、梨花がいる。我が推したる圭一がいないのでとても残念だった記憶がある……)
そして、お昼ご飯タイム。いつもは魅音たちと過ごす美雪だったが作戦会議と称して、一穂とふたりきりになる。そこで改めて話をして、美雪も一穂同様に平成5年からやって来たことが分かる。それはこちらも予想通り。問題はなぜそんなことになったのかだが……。
さらに放課後には例の神様、田村媛命からの連絡があり(一穂のポケベルへ)、さらにひとり来る?!というところ辺りで2章は終わる。
実際にゲーム内で味わってほしいので端折った最後の場面は、一穂と美雪の人となりとそれぞれが置かれた境遇が垣間見える大事な場面だ。さらにひとり増えるという。もともと知っている「ひぐらしのなく頃に」と何が同じで何が違うか、この時点ではほとんど何も分からないが、この時点で「命」の世界に引き込まれるのには十分だった。
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