ドラマ「鈴木先生」【感想】斬新な切り口の学園ドラマ
「女王の教室」の阿久津先生、「ドラゴン桜」の桜木先生などドラマでは名物先生が何人もいる。
「鈴木先生」の鈴木先生もそうだ‥と言いたいところだけど、基本的には先の二人ほど突出した何かがあるわけではない。わりと等身大の先生だし、どこにでもいそうな先生な気がする。でも、生徒との向き合い方が独特で、かつ、真摯過ぎるほど真摯に向き合う、とこがほかの先生と圧倒的に違っている、というところだろうか。
ただ、鈴木先生も元からそんな先生ではなく、過去にしっかり生徒と向き合わなかったことでひどく後悔したこともある。そんな過去ではなくても、現在進行形のドラマの中でさえも、いろいろやらかしたりもした。(犯罪とかではない)それでも、それさえ糧にしつつ、生徒ともほぼ同じ立場で向き合って、乗り越えていく様子はとても清々しく、かっこいいとさえ思った。
鈴木先生自体も、普通にいや少なくとも普通以上には素敵な先生だけど、ドラマとして扱う切り口がまた面白くって、毎回毎回どんな話になるかワクワクしながら見てた。
酢豚事件や食べ物ぐちゃぐちゃ生徒の考察、生徒への妄想、性指導、学級裁判。そんな話をそんな真っ向から扱ってるのがホント見てて楽しい、というより興味深過ぎた。少なくともこんな切り口の学園ドラマ(といっても生徒じゃなく先生目線で語られる)が見たことなかったからとても新鮮でもあった。
地上波ではなんとなく放送できないような気もするので、見たことない人でネットで見れるようなら(じぶんはパラビで見た、Tverでもやっていた)一度見てほしいと思う。
そして、土屋太鳳さんや北村匠海さんといった今でも活躍中の役者さんを見る意味でもとても楽しかったとも書いておくことにする。
じぶんが受け持ってもらった先生にも、また会いたいと思う先生はいるけど、鈴木先生がそうだったら、きっとそう思うだろうし、卒業したあとも会いに行きたくなるだろうな。
そんなことを書きながら、このへんで終わります。
読んでくださってありがとうございました。