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タイムリミットとチャレンジ

治療を初めて七年目の若年性パーキンソン病。

ヤツはとうとう牙をむいて来ました。

人間には姿勢保持機能という、身体のバラランスを取るような能力が自然に備わっています。だから、まっすぐに立てて、自然に歩けるのです。

この機能が私はパーキンソン病によって、著しく冒されてしまいました。

なんと、カーペット程のわずかな段差に、足を取られ骨を三カ所も折ってしまったのです。

この状況を知った主治医に私は、自力歩行可能なのは、あと二年くらいになるかもしれないと告知されてしまったのです。


ショックを通り越して、泣くことも出来ずただひたすら落ち込み続けました。

そんな時、パーキンソン病友達のSさんから、何気ないLINEが来ました。

Sさんは高校生のお子さんを二人を持つ、包容力あるお父さん。

思い切って状況を泣きながら、話してみました。

Sさんは、心から私の思いをくみ取ってくれ、電話の後も、毎日、愛猫ちゃんの変顔写真と応援メッセージを送ってくれました。

また、高校時代のクリスチャンの恩師は、私のために牧師さんにお祈りを頼んでくださいました。

そして、聖書の祈りの言葉を手紙にしたためて、送って下さいました。

友人たちも必死に私を励ますためのメッセージを送ってくれたり、笑わせてくれました。

私をこんなに励ましてくれる人がいる…そのことがすごく心強く、嬉しくていつの間にか元気を取り戻していました。


そして、何か苦手なことにチャレンジして弱気をやっつけたいと思いました。

そしてたどり着いたのが眉メイクw

まずは情報収集から。

眉メイクと言えば美容家の神崎恵さん!!

神崎さんが監修している雑誌の眉毛の描き方をメモメモ。

神崎さんご愛用のルナソルのスタイリングアイゾーンコンパクトを楽天でポチ。

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解説に書いてあるように、丁寧にバラランスを取りながらゆっくり、美眉を頭において鏡と向き合って描いていく。

最初は、パーキンソン病の手の振戦の影響もあって、なかなか上手く描けない。

焦らず、何回か続けていたらなんとなくコツがわかるように☆

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まだまだ、修行中ですが、これくらいまでは描けるように上達しました。


これからの人生、私には沢山の告知が待っています。

悔しいけれど、どうしようもない宿命です。

でも、宿命は変えられないかもしれないけれど、運命なら変えられる!

いつも笑顔で笑って生きていれば、心は自然と元気になる。

例えどんな、残酷な告知が私に用意されていたとしても、100%の笑顔で戦ってやりたい。


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