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鉄印帳の旅〈33〉三陸鉄道/じぇじぇ、そんな

リアス線
盛駅(岩手県大船渡市)– 久慈駅(岩手県久慈市)
営業距離 163.0km

三陸鉄道ホームページから

北リアス線と南リアス線の2路線で営業していた三陸鉄道は、2011年の東日本大震災で巨大津波によって壊滅的な打撃を受けました。その後、復旧が進む中、2019年にJRから山田線の一部が移管され、盛駅から久慈駅までを結ぶ南北あわせた総称としてリアス線となりました。総延長は163kmで、国内の第三セクター鉄道では最長です。

今回は旧山田線にあたる釜石から宮古まで乗車してきました。

釜石線の駅名標には宮沢賢治が作中でよく用いたエスペラント語の表記も

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモデルとなったといわれる岩手軽便鉄道、現在のJR釜石線を乗り継いで釜石駅に到着。仙台から18きっぷです。

36–R3(Rはレトロの意味)

ホームに停まっていたのはレトロ車両でした。全てクロスシートで、向かい合った座席の間には大きなテーブルも配置されており、かなりゆったりと座れました。

両石駅付近

リアス線の名の通り、入り江を縫うように三陸海岸沿いを走ります。

鵜住居駅の近くには、2019年に開催のラグビーW杯で使用された復興スタジアムがあります。このため、駅の別名は「トライステーション」といいます。そういえば、社会人ラグビーの新日鉄釜石は1978年から7年連続日本一になった超強豪チームでしたよね。車内でもこの業績を讃えるアナウンスが流れていました。

浪板海岸駅付近
本州最東端の駅

天気も良く車窓からの眺めは最高で、宮古までの1時間20分はとても短く感じました。あとは宮古駅で鉄印をいただき、JR山田線で盛岡に行く予定でした。

ところが・・・

まさかの運休

宮古駅に着く直前に「JR山田線は先日の豪雨の影響で運休となっています」のアナウンスが。
「え、え、え」
そんな情報、乗り換えのアプリにはなかったのに。
調べてみると、確かに8月末の大雨被害で宮古ー盛岡間が全線運休になっていました。仙台から宮古に来るまで7時間以上かかっています。今来たルートを戻って盛岡まで行くとしても4時間以上・・・(どうすんの)

到着はしたものの

「盛岡まで行く方法ってありますか」
みどりの窓口で聞いてみると、振替輸送のバスが出ているとのこと。
(そりゃ、そうだよね)
しかも、15分後に。
しかも、18きっぷが使えると。

まさに、地獄から天国。
(大げさな)
山間部を走るバス旅も快適で、当初の予定より早く盛岡駅に着くことができました。ありがとうJRさま。

鉄印はさすがに忘れませんでした。33枚目です。

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