
仮称駅名の旅「札幌市営地下鉄東西線」
私の地元は北海道札幌市。
札幌市民の足といえば札幌市営地下鉄です。
今回は完全に趣味の領域ですが、
札幌市営地下鉄東西線の各駅について、
正式な駅名となる前の「仮称」を追っていきたいと思います。
そうです、単なる暇つぶしです。
T01 勤労者団地前・手稲東(現:宮の沢)
・東西線の起点となっている駅。
・発寒団地は勤労者団地と呼ばれていたらしいですね。
・手稲東になる可能性があったとは驚きです。
T02 発寒(現:発寒南)
・開業前は「発寒」だったようです。
ただ、これだとJR発寒駅と被るので「南」を付したとか。
・西町にあるから「西町」でも良かったのに。
T03 琴似本通(現:琴似)
・もともと東西線の起点終点だった駅。
・JR琴似駅が存在しますが距離が離れているため、旅行者はご注意を!
T04 二十四軒
・特徴的な名称の二十四軒。歴とした地名なのです。
T05 北5条(現:西28丁目)
・こちらも所在する住所がそのまま駅名になりました。
・当初の「北5条」だと、札幌市民感覚としては南北線みたいですね。
・近くに別路線である東豊線の車両基地がございます。
T06 円山公園
・まさしく円山公園の近くだから円山公園。
T07 西18丁目
・西シリーズ。ちなみに西と言ってますが、正確には大通西です。
T08 西11丁目
・西シリーズ。東西線で3番目に乗降客数が多い駅らしいです。
T09 大通
・地下鉄全路線と乗り換えができる貴重な駅。
・ちなみに東豊線は南北線・東西線とは離れた場所にホームがあるため、
「大通東」という名称になる予定だったようです。だから今も東豊線の
ホームは5・6番線とはなってないのですね!
T10 バスセンター前
・バスセンターとは「大通バスターミナル」のこと。俗称が駅名になった。
T11 菊水
・こちらも地名がそのまま駅名に。わかりやすくていいですね。
T12 東札幌
・札幌の東という意味ではなく東札幌という地名です。だから漢字表記!
・かつて存在していた国鉄の駅に「東札幌」という駅があったようですが、
それとは別なのでございます。
T13 環状通(現:白石)
・開業当時は起点終点だった駅。
・環状通に面しているため「環状通駅」になる予定だったみたいです。
・まったく同名のJR白石駅は、ここからものすごく離れた場所にあります。
間違ってもJRと地下鉄の乗換駅ではないので旅人は要注意です!
・ちなみに、この駅がある場所の住所は「東札幌」らしいです。ややこし!
T14 南郷(現:南郷7丁目)
・ここからは南郷シリーズが始まります。当初はこの駅だけが「南郷」と
なる予定だったみたいですが、南郷の名を独占できなかったようです笑
・2面3線という特異なホーム形式が特徴的な駅。
T15 本郷(現:南郷13丁目)
・南郷シリーズ。周辺に本郷と呼ばれる地域があるため「本郷駅」となる
予定だったのかもしれません。
T16 流通センター前(現:南郷18丁目)
・南郷シリーズ。南郷通18丁目に位置する駅。
・北に進むと流通センター地域があるので「流通センター前駅」としたので
しょうね。
・あまりこの辺を流通センターと意識する人は少ないのかもしれませんが、
当駅と直結する北海道銀行の支店名はしっかり「流通センター前支店」
という名称になっております。
T17 大谷地
・かつて湿地帯(谷地)だったことを前面にアピールする地名。
・前述の東札幌と同様、旧国鉄の駅に「大谷地駅」があったようですが、
その場所とは異なる場所に位置しています。
T18 ひばりが丘
・近くにひばりが丘団地があることが由来のようです。
・一般乗客からは見えませんが、通常のホームの裏?に乗務員専用の
ホームが存在しているようです。
T19 新さっぽろ
・東の起点終点駅。札幌の副都心に位置する駅です。
・JR新札幌駅と隣接していますので、琴似や白石とは異なり、完全なる乗換
駅となっております。旅の皆さん、安心してお乗り換えください。
・ちなみに「新札幌」という地名があるわけではなく、これは副都心の名称
のようですね。この辺りの住所は厚別区厚別中央です。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
まあ、札幌に関係ない人にとっては超どうでもいい内容でしたが、
現在の駅名とは違った計画段階での名称が別にあったんだということを知ると、その地域の歴史や物語を感じますね。
今回は以上です。ありがとうございました。