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みなさんこんにちは♪
メモリアル仏壇の金宝堂です✨

すっかりご無沙汰の更新になってしまいました💦

本日のインスタはコチラ↓↓

今まで様々な桜模様のお仏壇をご紹介をしましたが
今回のは『江戸小紋』の桜模様🌸

小紋についてインスタで記事を書きましたが
本当に昔から日本の習慣と花って関連してるんですね🌼

そんなお花ですが、勿論お仏壇にも欠かせないもの。
お仏壇では『花立』と言うお仏具にお花をいけてお供えします。

仏前に置く花瓶は日々のご祖先様や故人への花供養には欠かせない大切なものです。
毎日使うもの、そして末永く使うものですから、供養における花の役割を知った上で
供養に適した花瓶を選びましょう。

仏壇で使用する仏具に関しては宗派によって異なる点もあるので、
菩提寺に供養の作法を確認しておく事をお勧めします。

ここでは、仏具の花瓶の役割や仏前に花を供える意味、仏花や花瓶の選び方と供え方、
花瓶のお手入れ方法、そして様々な種類の中から厳選した花瓶をご紹介します。

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目次
仏具の花瓶に仏花を飾るのは花供養のためです
仏具の花瓶には「白・黄・紫」の仏花を奇数本数いれます
仏具の花瓶は仏壇のサイズとデザインに合わせて選びましょう
仏具の花瓶への仏花の生け方は「奇数」で「ひし形」に
仏具の花瓶と仏花のお手入れ方法。水は毎日換えましょう
使いやすい仏具の花瓶を厳選してご紹介します
仏具の花瓶に仏花を飾るのは花供養のためです

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仏具の花瓶の役割

仏具の花瓶は、香炉や火立と共に「三具足(みつぐそく)」と呼ばれ、大切な供養具のひとつです。
具足とは仏壇で使用する仏具一式のことで、香炉は「香供養」、火立は「灯供養」、花瓶は「花供養」に使われます。
日々の供養だけではなく、お盆や正月、法事の時には、たくさんの仏花で仏壇を飾る方も多いでしょう。
お供えで最低限必要なのは三具足、正式な荘厳は五具足とされますが、宗派や地域によっても変わります。
三具足の時は1つですが、五具足の時には2つの花瓶を使います。スペース的に五具足は置けなかったり、花瓶や火立が2本ずつない場合は三具足でも問題ありません。
仏前に仏花を供える意味

仏教においての仏様にお花を供えるという習慣は非常に古く「瑞応経(ずいおうきょう)」というお経によると、悟りを開く前に修行をしていたお釈迦様も「燃燈仏(ねんとうぶつ)」という仏様の頭上に五華を散じて荘厳したそうです。
「厳しい自然の中で耐え忍んで咲き誇る花の姿」になぞらえて「人々が厳しい修行に耐え忍ぶ」ことを【仏様に誓う】ために、仏前に花を供えるようになったとされています。
ですから花供養をすることは、仏様への信仰心をより深めることにもなります。
こうして仏様やご先祖様に感謝の気持ちを表したり故人を偲ぶために、仏前に仏花を供える風習ができました。
仏壇での仏花はお線香と同じく、故人やご先祖様の霊を供養する他に「仏様や故人に香りを楽しんでもらう」という目的もあります。
それに加え仏花は、お供えしている私達の心も穏やかにすると考えられています。

仏壇に華やかなお花があると、自然と心が明るく清らかになるものです。

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仏具の花瓶には「白・黄・紫」の仏花を奇数本数いれます

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仏花に厳密な決まりはありませんが、仏花に不向きな花というのはあります。
仏花に適さない花

仏花に適さない花の色

基本的に仏花にタブーの色はありませんが、四十九日までは派手な色の花は避け、白か淡い色合いの花を供えるのが一般的です。
仏花に適さない花の種類

仏教的にタブーだったり、管理が大変な種類の花は仏花には向きません。
トゲのある花:バラやアザミが持つトゲは殺生をイメージさせ、仏教の教えに反します。
それにペットや小さいお子さんが触れてしまう可能性もあります。
毒のある花:ヒガンバナやテッポウユリなど毒を持つ花も、トゲと同じ理由でタブー視されています。
ツル状の植物:仏教的に「成仏できない」印象や、親鸞の教え「樹心仏地」の「自立」に反するイメージがあります。
更に水を吸い上げにくく枯れやすかったり、伸びたツルが絡みついてしまう等の現実的な問題もあります。
香りの強い花:虫を寄せ付けてしまったり、アレルギーの可能性があります。
花粉の多い花:花粉アレルギーとお手入れの問題があります。
落ちた花粉で他の花が傷んだり、仏壇が汚れてしまったりもします。
枯れやすかったり花や葉が散りやすい花:毎日のお掃除が大変です。

仏花に適した花

仏前の仏花には、季節の花、故人の好きだった花や庭に咲いている花などを飾っても問題ありません。
ただ日々の供養として考えると、仏花には「お手入れが楽で長持ちする花」が向いているでしょう。
菊は持ちの良さだけでなく、年中どこでも手に入るので特によく使われる仏花です。
丸くて可愛らしいピンポン菊などは香りもよく、和洋どちらのアレンジもできるので人気があります。
水はけの良いカーネーションやスプレーマムも仏花に適した花です。
店頭で売られている仏花は「白・黄・紫」の色を組合わせた花束が多いですが、5色にしたい時は赤やピンク等を組合わせるといいでしょう。
生花は日々のお手入れが大変なので、最近は「枯れない花」である造花や常花、ブリザードフラワーを使う方も増えています。
造花や常花は衛生的で経済的な上、アレルギーなどの問題がないというのも人気の理由です。

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仏具の花瓶は仏壇のサイズとデザインに合わせて選びましょう

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仏壇に使用する花瓶にも特に決まりはないですが、選び方にはいくつかのポイントがあります。

花瓶のサイズ

花瓶のサイズは仏壇の大きさに合わせて選びます。
仏具は基本的に仏壇に横一列に置くので、使用する具足の数や他の仏具の大きさによっても変わってきます。
仏花を生けた時は、通常の花を生けた時よりも置き場所の高さが必要なので、花瓶は仏壇の横幅だけでなく高さも考えて選びましょう。

花瓶の素材

花瓶に使われる素材は様々なので、各素材の特徴を考えて選びましょう。
陶器製:種類が豊富で、品質も価格も幅が広い
アルミ製:軽量で耐久性に優れ、お手入れ簡単で低価格
真鍮製 :重厚感があり、高級感がだせるが、黒ずみや腐食が発生しやすい
木製:温かみがあり味もあるが、お手入れは若干面倒
プラスチック製:扱いやすく低価格だが、見極めないと高級感が欠ける
クリスタル製:オシャレで上品に見えるが、割れ物で汚れが目立ちやすい

花瓶の色

花瓶の色は、仏花や仏壇の色との調和を考えて選ぶのがいいでしょう。
モダン仏壇にはどんな色の花瓶でも合いますが、伝統仏壇には「黒壇系」「紫檀系」「磨き・金系」など昔ながらの仏具の色がしっくりきます。
仏具の色は宗派によっての違いがあるので、菩提寺に確認しておく事をお勧めします。

花瓶のデザイン

仏壇とのバランスを考えて全体を落ち着いた印象でまとめるのか、豪華な雰囲気にしたいのかで決めます。
奇抜すぎる組合せだと、荘厳さが失われてしまう可能性があるので注意しましょう。
モダン仏壇でしたら一見アンバランスなコントラストも楽しめます。
仏花の種類に合わせて選ぶなら、リンとした花には筒型、可憐な花には口がすぼんだ花瓶、大きな花には壺型、広がった花や常花には広口の花瓶がお勧めです。


仏具の花瓶への仏花の生け方は「奇数」で「ひし形」に

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水切り

仏花は花瓶に入れる前に水切りすることで長持ちします。
水をはった容器に茎をつけ1~2cm程度を斜めに切ります。
水切り後は花瓶に生けるまで、直射日光の当たらない風通しの良い場所で保管すると更に長持ちします。

仏花の本数

仏花の本数は3本、5本、7本など奇数が基本です。
五具足で飾る場合は、同じ本数の束を2セット用意しましょう。

仏花の生け方

仏花は花瓶の真ん中に一番背が高い花を生け、残りで榊(さかき)のように「ひし形」になるよう形を整えます。
火立と同じ高さに生けると、より美しく仕上がります。

仏壇での仏花の向き

花瓶は仏花の表側が私達の方を向くように置きます。
お供えの仏花は、仏様の慈悲の心を表すものでもあるので、礼拝者側に向けるのだと言います。

仏壇での花瓶の配置

三具足の時は向かって左に花瓶、中央に香炉、右に火立を飾ります。
五具足では中央に香炉、両側に1対の火立、更に外側に1対の仏花を置きます。


仏具の花瓶と仏花のお手入れ方法。水は毎日換えましょう

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仏花はご先祖様の霊を供養するための大切なものですから、枯れたり、傷んだり、虫がわいたりしないよう毎日のお手入れは欠かせません。

花瓶の水は毎日取り替える

雑菌の発生を抑えるために水は頻繁に取り替えましょう。
花瓶の中も洗って水は常にきれいな状態にします。ボウフラの発生を防ぐためにも水は入れすぎない方がいいです。

茎を定期的にカットする

切り花は時間が経つと吸水力が落ちますが、茎を切ると水の吸収効率が戻ります。
切り口の組織を潰さないよう切れるカッター等で、1cmほど素早く斜めにカットしましょう。

花の下の方の葉は取る

花瓶の水の中に葉が浸かっていると、バクテリアの繁殖が進んでしまいます。
束ねた花を長く水につけておくのも良くないので、生けてから3日目以降は輪ゴムを取り、茎をきれいに洗いましょう。

延命剤を使う

市販の延命剤には、バクテリアの繁殖を防ぐ高い殺菌効果があります。
食器用洗剤を1滴垂らしても殺菌はできますが、延命剤なら同時に植物に必要な栄養素の補給もできます。


使いやすい仏具の花瓶を厳選してご紹介します

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仏具の花瓶は素材、色、形も様々なものがありますが、ここでは汎用性の高いものをご紹介します。
銅器 青葉型 コハク 花立(花瓶)2.5寸

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上部の広がりが美しい形状をしており、使いやすさと機能美を兼ねそなえた、洗練されたデザインの花立です。
安定感があり、枝葉の広がる花を生けるには、最適です。
コハク色の鮮やかな色合いが、更に存在感を高め、汚れのない雅やかな雰囲気をかもし出します。

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仏具の花瓶には宗派による決まり事はほぼありませんので、豊富な素材、色や形の中から仏壇や仏花に合わせて自由にお選びいただけます。
ご先祖様や故人が喜んでくれるよう、仏前で手を合わせてくださるお客様のためにも、日々の供養をする自分達のためにも、常に仏壇は華やかにしておきたいものです。

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