2024年振り返り
毎年大晦日に思い出したように書く振り返りブログ。
ほぼ「1年よくがんばったよ」と自分で自分の背中をバシバシ叩くためだけの記事です。
2024年もイラストレーターとしていろいろとお仕事させていただけた年でした。
個人的に印象的だったのはPanasonicHomesさんの2025年カレンダーのお仕事でした。
絵は既存作品ではありましたが、文字等はすべて新たに描き下ろして、
学生時代からずっと憧れていたアートディレクターの葛西薫さんにデザインいただけたことが本当に光栄でした。
初めてインタビュー映像も撮影していただき、緊張で汗をかきながらカメラの前でお話したのも良い思い出です。
インタビュー動画→https://www.youtube.com/watch?v=5OtmOkZgFJM&list=LL&index=6&t=55s
プレゼントキャンペーンにご応募してくださった皆様ありがとうございました。
そしてこのカレンダーが、第76回全国カレンダー展において『金賞』と『日本グラフィックデザイン協会賞』を受賞するという嬉しい出来事もありました。
色々と本の表紙も描かせて頂きました。
小川糸さんの単行本に絵を描かせていただくのは「ライオンのおやつ」以来5年ぶりでまた装画を描くことが出来て嬉しかったです。
他にも伊与原新さん著「オオルリ流星群」など素敵な作品に巡り会えました。まだ公開前ですが、来年刊行の装画もいくつかあります。
それと児童書「海の館のひらめ」には、表紙だけでなく中にも沢山挿絵を描かせていただいて、
安房直子さんの物語の卓越さに酔いしれたりも。
※この「海の館のひらめ」は来年2月に池袋のギャラリーショップPlanethandさんで原画展を開催予定です。
かねてからやってみたかったお菓子のパッケージのお仕事、
福岡の老舗お菓子店隆勝堂さんの100周年記念箱と包装紙のためのイラストを描く機会もいただきました。
実際にお菓子の詰まった完成品の箱をお送りいただいた時は感動しました。
隆勝堂さんのお菓子は八女のお茶の味が濃くてとても美味しいんです。
プライベートの面では、9月に保育園留学の名目で行った島根県・大森町石見銀山への家族旅が、本当に素晴らしい体験になりました。
そこに住むすべての人が温かくてのびのびした空気を纏っていて、
それは彼らの住む土地の空気と相互に作用しあっているかのようでした。
お仕事でお世話になった会いたかった人たちにもたくさん会えました。
バケーションではなく、仕事をしながらの暮らす旅。
大森町にいる間は、行く前「仕事しながら暮らす」感覚だったのが、自然と「暮らしながら仕事する」に変わり、
豊かさってなんだろうと家族全員が考えるきっかけになり、
滞在期間はたったの2週間でしたが、子供にも親の私達にも大きな影響を与えた人生観の変わる旅でした。
2024年、時に体調を崩すことや上手くいかないことも色々あったけど、
やっぱり楽しい年だったなぁ。
来年2025年は、春に新作絵本の刊行があります。
2024年はその原画作りにも結構な時間を使っていました。
私の今出来るすべてを詰め込んだ絵になったといっても過言ではなく、
きっと良い絵本になると思うので、楽しみにしてていただけたら嬉しいです。
それと来年はとっても久しぶりに個展を開催予定です!
4月に東京で、ちょっと先ですが12月に大阪での開催を予定しています。
きちんと数えたらグループ展や原画展ではない、完全な個展は約6年ぶりで、我のことながら長い事出来てなくて驚いてしまいました。
4月に個展を開催する場所は、東京・等々力にある大好きなギャラリーBLUEPOOLさんです。久しぶりの個展開催ということもあるので、色々なことを企て中です。初めての私家版の作品集を販売するべく制作進行中なのと、久々に似顔絵イベントもやりたいなぁと思っています。
こちらもぜひぜひ楽しみにしていただけたら、そして遊びに来ていただけたらと思います!
ゆるゆる新しい絵本も制作進行中です。
さて、来年がやってくるまであと数分。
なんとかnote書き切ることが出来てよかった。
2025年もどうぞよろしくお願いします。
皆様、どうぞ良いお年を!