「大丈夫?」と聞かれても

「大丈夫?」と聞いてくる人があんまり好きではありません。

そう聞くのは傍から見て心配になる状態だからですよね。ということは、聞くまでもなく多分その人あんまり大丈夫じゃないんじゃないでしょうか。

「大丈夫?」と聞いてくる人には3パターンあると思います。

一つ目は当然ながら、本当に心配で聞いてしまう人。

二つ目は、本人から「大丈夫です」の言葉を聞いて自分が安心したいだけの人。

三つ目は、心配している感じを出すことで「私はあなたを気にしてますよ」とアピールして自分のポイントを稼ぎたい人。

いずれにせよ何の意味もないですよこんな言葉には。

「大丈夫?」と聞かれるのは、そのくらいの関心は持ってもらえていると考えることもできますが、私はそちら側の人間ではありません。

本当に相手を思っているなら、力になりたくて自分の方から歩み寄ると思うんですよね。

そうなると出る言葉は「何か手伝えることある?」とかなんじゃないかと。

「大丈夫?」という言葉は、大丈夫じゃなさそうな人を見掛けると、そこそこ反射的に出てしまったりするようなワードだとは思うんですよ。

でもそこはグッとこらえて、「何か手伝おうか」だったりそれに準ずる言葉をかけてあげるといいんじゃないかなって思いますね。自分が常に誰よりも大丈夫じゃない人材だから余計に。振り返っても、過去の有難かった言葉ってそういうのだなって感じます。

相手に気遣ってるふりしていい人っぽさを出したいなら、別に「大丈夫?」って聞き続けたらいいんじゃないでしょうか。ただ私はこの人誠意ないなって感じますね。たとえ悪意がなくても、そう受け取ってしまいます。

まあ私も無意識のうちに「大丈夫?」って聞いちゃうこともあるかもしれないんですが。さっきも書いたけど反射のひとつだと思うので。

ちなみに、もしそのときに「大丈夫じゃない」と答える人がいたなら、私が苦なくできることであれば力になりたいといつも思っています。内容はかなり限られてくる可能性がありますが(笑)。

大丈夫か聞かれて大丈夫じゃありませんって答える人はあんまり見ませんよね。そう聞かれたら大半は「大丈夫です」と反射的に答えてしまうもの。

それだけに、「大丈夫?」以外の言葉で気遣ってあげるのが大切なんじゃないですかねぇ。

今回は、「大丈夫?」という言葉に常々引っ掛かっていたのでそれをテーマに書きました。

「大丈夫?」と聞かれるのが嬉しい人も、大丈夫じゃないときは大丈夫じゃないと答えられる人もいると思いますが、個人的には「大丈夫?」という言葉が少しでも身の周りから減るといいなと思っています。