昆虫展に行ってきた
暑さでどこも出かけたくない。
ただひたすら家に籠もってクーラーの中で怠惰に過ごしたい。
がしかし、今は戦国の世。
確か、42日間くらいある夏休み。迷信は信じない方だけれど、不吉な数字に見えるなー。
子どものときはありがたい。親になってからは辛い。
なぜかって、家にいると兄弟喧嘩が絶えない。
たった二人の血を分けた兄弟でさえよくわからない理由で喧嘩するのだから、ウン百年の歴史の流れで戦争している国がすんなり和解できるわけがないよなーと思う今日この頃。
兄弟喧嘩/夏の暑さ。
さて、どちらが親のストレス量が多くなるでしょう。
早速、コルチゾールを測ってみましょう。
…ってことはできないのだが、どちらも良い勝負。
それに、ずっと家で過ごしているとどんどん体の機能が退化していくような気もする。
てなわけで、行ってきた上野の科学博物館。
今は特別展で昆虫展をやっている。
私にとって、科博は好きな場所でもあるので子供たちの興味がなくても年に何回か訪れている。
会場に着くなり次男が「もう帰りたーい」と言い出したため、残念ながらゆっくり見ることはできなかったが、それでも行けてよかった。
蛾なのに羽音で求愛する品種があることを知る。
昆虫で音を出すのって何となくセミとかコオロギだけかなと思っていたが、違うんだなー。
そう考えると、野山や野原って自然が生み出すオーケストラじゃん!!
なーんてことを考えたり。
あと、宝石のように輝く虫がいてびっくり。
標本があんなに状態よく保たれていることにも驚く。
写真だとその輝きは半減どころか、10分の1くらいになってしまうのが残念。
形もヘンテコというかキテレツなものがあって、これまたびっくり。
人の想像を超えたところに、自然はいつもあるんだなあと思う。
まあ、彼ら昆虫から見たら人間も十分ヘンテコだろうけれど。
しかし、なんでだろう。
子どものときはあんなに虫やら生物を獲っていたのに、触っていたのに。
トンボ、カブトムシ、クワガタ、ザリガニ、メダカ…
友達がアゲハ蝶を捕まえたと聞いたら、学校から帰宅してすぐに、虫かごに入っている蝶を見たくてその子の家まで押しかけたりして。
なのに、大人になってからは触れない。
変わったのは虫じゃなくて私の方。
なんでなんだろうな。
不思議だなー。
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