ドラマ「０．５の男」もっさり感の松田龍平がいい。

ほのぼのとしたドラマだった。
ひきこもりの中年男性（松田龍平さん）が家族や地域の人との相互作用で少しずつ変化していく様子が微笑ましい。

松田さんにしか醸し出せない雰囲気みたいなものがあると思う。
それが見事にこのドラマにマッチしている。
もっさり感？
ゆったり感？
とりあえず、スピードは低速なんだけど、じわじわ余韻を残す感じ。
縁側で番茶をすすっているおじいちゃんみたいな雰囲気。

伸ばし棒「ー」がよく似合う人でもある。しかもあざとさを感じない。
（例）「持ってきたよー」「やっほー」
とか。
俳優さんはギラギラ感、オラオラ感、モテモテ感がある人は多いが、このもっさり感を出せる人はなかなかいない。と思う。
演じているのか、素の松田さんなのかわからないところがいいのかもしれない。

あと風吹ジュンさん。昔から好きだけど、今作も良かった。
目と目尻のシワなのかな？
とことん、あったかい。

脱力感を感じる主題歌「たのしいひとり／作詞・作曲・歌 工藤裕次郎」もとても良かった。