見出し画像

電話回線と私

前世があるのかわからないけれど、もしあるとしたら私は電話回線に関わる人だったのかなーと思う。・・・人じゃない可能性もあるけど。
というのも、電話回線に関する不思議な経験をしたことがあるから。

1.小学1年か2年の頃
自宅から友人のAちゃん宅に電話をかけたときのこと。通常は相手側の電話の受話器を取らないと会話が聞こえないはずだと思うのだが、呼出音がかかっている状態でAちゃん宅の声が聞こえた。Aちゃんとそのお父さんの会話だった。
お父さん「A、電話取ってー」
Aちゃん「うん、わかった」
と聞こえた次の瞬間、電話口に出たAちゃんとつながった。

2.小学6年の頃
母方の祖父がなくなった日のこと。深夜、病院にいた母から祖父の訃報を知らせる電話が鳴ったとき。
私は就寝中だったのだが、呼び鈴が何回も鳴っていことに気づいて起きた。深夜で暗いこともあってなんだか電話に出るのが怖くて、電話を取ろうかどうしようか迷っていた。そんなときに受話器を取っていない電話から母のか細い独り言が聞こえてきた。
「みんな寝ちゃって気づかないのかな」というような言葉だった。
私は、母からの電話だということ=祖父が亡くなったのだとピンときて、直後に電話に出たらやっぱりそうだった。


3.ダイヤルアップ接続
これは不思議体験ではないのだけれど、インターネットが使えるようになった初期の頃。ダイヤルアップ接続の音、あれがとても好きだった。
家族を含め周りにはその音を好きと言っている人に出会ったことはないので(むしろ私の母は「嫌い」とまで言っていた)、相当マニアックなのかもしれないけれど、あの電子音にワクワク、ゾクゾクとした。なんだか自分が電話回線の中に入っている電子か粒子(?)のようなものになり移動している感覚になるのだ。(わかる人いるかなあ?)
今のネットは何事もなく瞬時につながるので、便利だけどちょっと寂しい感じもある。

YouTubeに載っていたー!!
もしかしたら私と同じ人種の人たちかもしれないという淡い期待。


いいなと思ったら応援しよう!