三菱のコンパクトSUVが仮面を被りイメージチェンジを
三菱自動車が2020年型コンパクトSUVを発表に
三菱自動車はジュネーブモーターショー2019にて、2020年モデルとなるコンパクトSUVの「ASX」(日本名:RVRに相当する)をワールドプレミアしました。
2009年の発売以来からASXは、北米、欧州、オーストラリア、中国など約90か国で累計およそ132万台を販売しています。
三菱自動車の現行ラインナップで、世界戦略車として、3番目に販売実績のある車なのです。
この車は、日常生活やレジャーなどの幅広い用途に対応できる都市型コンパクトSUVといえるのではないでしょうか?
軽量コンパクトなボディにSUVの利点を融合し、見晴らしがいいアイポイントの良さやフットワークよく運転しやすくなったという特徴を持ち備えているのです。
今回、発表になった2020年モデルでは、大幅な改良が行われ、三菱自動車のデザイン理念に基づき、外観のデザインを大幅に変更しています。
どんなイメチェンしたのか?
さて、どんなイメージチェンジをしたのか見ていきましょう。
まずは、エクステリアですが、三菱のデザインコンセプトから、タフさの中に洗練された、独創的かつインパクトを与えるデザインを目指したのです。
そんなデザインから、フロントにはダイナミックシールドのデザインコンセプトを進化さ、左右から中央に向かって包み込むような、バンパーのプロテクト形状にフロントグリル部を、水平・垂直基調の四角いラインで構成されています。
それに加え、バンパー下部をスキッドプレート形状にしたことで、力強さや丈夫さを表現し、フードに厚みを持たせたことにより、存在感を高めたフロントフェイスになっているのです。
また、LEDを多用したフロント部分のランプデザインは、ウインカーとフォグランプをバンパーサイドに配置することで、特徴的なランプレイアウトを醸し出した三菱らしい独自性を演出させています。
そして、リア部分では、ウインカー以外のコンビネーションランプをLEDに変更し、車幅いっぱいに広がる水平基調を特徴的に、シャープなテールランプとしたことで、ワイド感を強調したのです。
リア部分もフロント同様に、バンパー下部をスキッドプレート形状することで、さらなる力強さを表現させています。
車内部を徹底解剖してみた!!
では、気になる車内部に視点を変えてみましょう。
インテリアでは、最新の車載コネクティビティを採用し、スマートフォン連携ディスプレイオーディオである「SDA」を改良しています。
そのうえ、ディスプレイサイズを、従来の7インチであったものから8インチに大型化し
、USBメモリーに保存している動画を、車両停止時に限って、SDA画面上で視聴できるようにとしたのです。
そして、上級グレードには、オランダのTom Tom製のナビゲーションシステムを採用し、スマートフォンを経由して、インターネット接続で、リアルタイムに交通情報を利用することが可能となりました。
また、車速やオドメーター、各種警告灯などの車両情報を活用したアプリを提供することができ、将来的には、燃料の残量に応じた最適なガソリンスタンドのナビゲーションや最適なメンテナンスなどの提案などが可能となるアプリを、随時配信していく予定となっています。
最もきになるパワートレインは、新たに欧州向けとして設定した、2.0リットル直列4気筒ガソリン「MIVEC」エンジンを搭載させたのです。
5速MTか、または6速スポーツモード付CVTを組み合わせています。
駆動方式では、2WDと4WDを設定して、動力性能と環境性能をバランスさせているのです。
2020年モデルでは、最新の先進運転支援システム(ADAS)を導入し、衝突被害軽減ブレーキシステムの「FCM」などの予防安全機能や、衝突安全強化ボディ「RISE」などを採用しています。
現時点での日本販売は未定ですが、筆者は必ず日本での販売があると信じているのです。
今後の三菱自動車の動向には注目していきましょう。