「伏見のジュリエット」―劇ひな夏季公演が無事終演!!

7月13日(土)・14日(日)、京都教育大学劇団ひなたぼっこ夏季公演「伏見のジュリエット」へ出演させていただきました。

今回はロミオ役をさせて頂きました。
ちょっぴり照明や音響にもかかわらせてもらいました。まぁほんのちょっぴりだけど。

木曜日にやった通し稽古ではめちゃくちゃ気持ちが乗って、すごく楽しかった…。これが演じるってことなのかなぁって思いました。まぁ一つセリフ飛ばしたけど。
僕自身、これまでコメディとか世界観を表現するための役とかを演じることが多かったし、そもそも役者の経験よりも音響とか照明とか、そっちの方が経験が多かったので、その意味では今回は役者として勉強になることばかりでした。
「役になりきる」とか「気持ちの乗った演技」とかそういうのが僕からするとちょっとずつわかってきたような気がします(何年目だよって話だけど)。再生機じゃなくなったような気がしました。

ゲネは金曜日と土曜日の1ステ前にやってました。正直、金曜日のゲネはやらかしまくりでしたね。気持ちが絶妙に乗り切らなかったというか。木曜日の通し稽古の方がそれならまだましや、セリフ飛ばしてたけど、そんな気分でした。

どうやら「幸せ」の、ポジティブな感情の演技が苦手なのかもしれない。というか、自分の中にそういう感情の品ぞろえが薄いのかもしれない…。
今回の役作りの中で一番悩んだのはそういうところなんですよね。この金曜日、最後に悩んだのはやはりここでした。幸せって何だろう、みたいな哲学じゃないんですけど、そんな感じでぐっと考えてました。
そんな中、まぁ結構しんどいことが急遽発生して、メンタル激病みしたのはまた別のお話。(よくこれで持ちこたえたなとは思う。)

土曜日のゲネ。今回の演出がこの後、体調不良で帰られたんですけど(笑)
まぁでも、先生にここで結構なものを見せれたのかなぁって思います。でも、まだ、行けるぞ、って。そう思ってました。

土曜日の1ステージ目、めっちゃ楽しかったね。これまで僕はガクガクブルブル、本番前は緊張でからだが酷く冷え込む経験がありました。
―あれ、今日はなんだか調子がいいぞ
そう思ったのは本番15分前。いやちょっと遅いかもなぁ。
一日目は僕の高校時代からの大親友で、昨日から隙だらけ時代の構成作家をやってくれてたO森くんにも来てもらってたんですよね。
そのあと、劇ひなの2回生メンズと1回生ではなまるうどんを食べに。。。まさかまさかのはなまるうどんに9人で行きましたね。まぁそれもそれで楽しかった~。

2ステ…今回いちばんおもろかったのが2ステージ目。
一応、1ステと楽ステを見てくださっていた方ならご存じだと思うのでなんとなく流れを言うと、ハプニングが起きたのは6場ですね。
6場―ベンヴォーリオとマキューシオが話しているところに、果たし状でロミオと対決しに来たティボルト。ティボルトとマキューシオが揉めているところにロミオがやってくる。ロミオは戦わないというも、マキューシオとティボルトの戦いが勃発。割って入ったロミオのせいで(?)マキューシオは刺されてしまう。そのさされたマキューシオが落とした剣を拾って怒りに満ち満ちたロミオは一度ハケたティボルトをつかんで登場し、刺殺する、というシーン。
マキューシオとティボルトの戦いが勃発したアクションシーンで、マキューシオの持つ剣が折れちゃう事件が発生。マキューシオ役の子は咄嗟に鞘を拾って応戦しつつ、まぁもちろん最終的に殺されるわけですよ。…で、さて、僕はどの剣を使ってティボルトを刺し殺せばいいんだと。。。
舞台上には刀の柄?持ち手と鞘が落ちていて、遠いところに剣の部品が落ちている…。
僕の中では4パターンありました。

①ティボルトを連れてきてティボルトからなんらかのマイムで剣を奪い取り、それを使って刺し殺す
②ライトセーバー「ぶぉん」つって剣がある感じで刺し殺す
③舞台袖に剣を取りに行く
④たこなぐり

①は真剣に考えたけど、練習していない不確定要素が多すぎて、お互いに失敗する可能性が高い。
②を選んでいたらどうやら終演後に僕が殺されてたかも(笑)
④は終演後に「そのパターン見てみたかった(笑)」と何人かに言われました。
結論、③を選びました。
これね、考えてるときにビタって、思い出したんですよ。1場終わってから、前舞台の幕裏に短い方の刀を自分で置いたなって。その距離、大股にしておよそ3~4歩。
ーこれや!!
「マキューシオが…死んだ…」 そして折れた剣を舞台袖に投げつけて、取りに行く…。


ここのセリフが若干遅れた感は否めなかったけど、これが案外大好評。
音響担当の子から「正直、私、ひろ君アドリブ弱いって思ってたからめっちゃよかった」と言われて「やかましいわ」と芸人で返しちゃったけど、あぁいうハプニング込みで面白かったなぁ。
あのシーン、観客の方からは特に何も言われなかったんですよね。これって僕からするとめっちゃうれしいんですよ。アドリブをアドリブに見せない、僕の中では結構な成功体験でしたねぇ。

楽ステ…あまりにも先輩がアドリブをかましてきて、純粋に演劇を楽しめましたね。

終演後、寿司300貫!!バカの量の寿司!!
よかったねぇ。🍣


次はお笑いサークル代表としてM-1グランプリや学生お笑いの大会への出場、あとは劇団ひなたぼっこ新人公演の照明オペ及びプランニング。いろいろと今回からできることが増えてきたから、楽しみで仕方がないね。

今年のお笑いサークル確定新歓の様子

P.S.今日は大学講堂の音響照明についても勉強しました。
音響はミキサーが強くはなっていたけど、まぁちょっと不便ではあるので、使いこなせるように周辺機器足していくしかないかなぁ。
照明はいくつか登録させてもらったから、どんどん使っていきましょうか―。

P.S.関西お笑いサークル連盟への加盟も本気で考えていきましょうか。


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