晴れ着
先日は成人の日でした。晴れて甥も成人を迎えた
近年18歳が成人とされるが成人式はやはり20歳がしっくりくると思うのは私世代だからかな?
成人式、娘すら早2年前。私の成人の日、今となれば昔、昔の事じゃった。それでも初々しい二十歳の私を懐かしむ思いで書いてみた。
赤い着物にお花柄
白いふわふわ
ふわっと巻いて
袖をちらっと広げて見せて
はみかみ笑う
はずだった
黒い着物に蝶が舞い
渋めの緑 帯締め差し色
うなじの先は粋なかんざし
真っ赤な紅に刺し 艶ぽい
黒い着物に蝶が舞い
ママ振りならぬ姉振りで
淡いだいだい帯締め 柔らか
下向き 内股 はみかみ笑う
晴れの舞台は十人十色
同じものでも
同じはない
何度も雑誌を捲っては胸を弾ませたあの頃の私。
まさか姉の振り袖を着る事となるとは。絶対似合わない、絶対イヤと抗議もしたけど私の思いは叶う事は無かった。姉の振り袖では姉にピッタリだった。個性的で何処に居ても姉だと認識出来る程はまっていたから尚更私は姉の振り袖を着る事に抵抗があった。私の時は私に買って貰えると思っていたのが大きな間違いだった。母はそもそも姉妹で一着と思っていたようだった。しかし余りにも私が抵抗し可哀想に思ったか帯締めだけを少し可愛しい物にしてくれた。
何とかして納得して私は成人式を迎えたのだった
今となれば懐かしい初々しいエピソード。
そして2年前、娘が姉振りを着てくれたのだから
感慨深いものになったのだった。
でも今回は甥っ子よ、おめでとう🎊