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画力とは何か

みなさんこんにちはヽ(^0^)ノ
クニザワです!
イラスト講座を始める為に、私が定義付けている「画力」というものについて話したいと思います。

皆さんは、画力とはなんだと思いますか??

画力は、何かを絵で表現するために使う力の事ですが、それは一体どういう理屈で成り立っているでしょうか。

多くの方は、画力=技術だと思われる方が多いかと思います。
しかし私は、これを真っ向から否定します!

画力≠技術

例えばあなたは今、スズメを描こうとしています。
スズメを描こうとした時に、あなたはその姿を何も見ずにぱっと描く事ができますか?
私が専門学校の授業の中でやってみたら、本物とはまったく違うものを描いてしまいました。
描こうとしている対象を見て描かないと、歪な形の新たな生物を紙の上で生み出してしまう事になるのです。

きちんと対象物を見てそこに技術力を掛け合わせれば、下の画像のような石膏デッサンを描く事だって難しいことではないはずなのです。
ちなみにこの石膏は、昨年の丁度今頃に描いたものです。

私もまだまだ知識の部分が欠落しているので、これからも学び続けて更なる画力アップを目指しています。
私は、絵を本格的に練習し始めて、4年が経過しました。
4年前に描いた絵は、本当に見苦しいものでした。


それが、こちらです。

2016年の5月頃に描いたものになります。
色々と思うところはありますが、酷いにも程がある絵になっています。
そして4年経過した今の実力が下の絵になります。

これは、学校のTwitterアイコン用に描いたものになります。
今もまだまだではありますが、4年前と比べるとかなり違いますよね。
しかし、私は4年間ひたすら多くの絵を描いてきた訳ではありません。

高校時代漫画部だった私は、漫画部で絵を描くというだけで様々な作品制作依頼を受けていました。
受けた依頼は、責任をもって丁寧に描いていました。
描く中で、ここのパーツはどんな形なんだろう、どう描けばいいんだろう、分からない、何か資料はないか、pixivで探せばありそう、あのイラストレーターさんはどう描いているだろう、確かあの人のメイキング映像がYouTubeにあったはず、あれを見ればなどなど、常に描き方を研究していた4年間でした。

学校のTwitterアイコンを描いている時も、それまでずっと髪の毛の描き方にずっと頭を悩ませていました。
それがどうでしょう、割とまだ見ていられる絵になっています。

私が、きちんと理解しないと描くことが出来ず、分からないと放り出しそうになる性格だからかもしれませんが、理屈抜きで絵を描く事が私にはできませんでした。
その代わり、描き方が閃いたらすぐに試しました。
試して、もっとこうした方がいいんじゃないかとさらに改良し、ようやく自分の中でしっくり来る描き方を得ていったのです。

そんな事を繰り返して2年半が経過した時、二頭身キャラクターの有償イラスト制作を依頼されるようになりました。
今は学校優先もあって依頼を受ける事はなくなりましたが、その時の経験とこれまでに培った技術や知識は、私の中で大きな自信となっています。

画力とは、知識を元に技術を用いて表現をする力なのです。

技術もそうですが、それよりも多くの知識を身に付けてください。
日常生活にある様々な道具、人、動植物、乗り物、建物、目に見える重力や、生き物の仕草など、絵で表現するために使う知識は世の中に沢山ありふれています。
ネットの世界と同じくらい沢山の情報が周りには転がっています。
画力をあげたいなら、まずはそれらに着目してください。
私もずっと、これは続けていることです。

人の仕草を見たいのなら、色んな人と話をする。
この人は話す時に手癖はあるか、どんな歩き方をするのか。
電車の中、目の前の人はどんな座り方をするのか、寝る時はどんな寝方をするのか、スマホをどう持つのか、スマホで何をするのか。
コロナウイルスが落ち着いたら、不審者にならない程度に沢山観察しましょう。
見ていると面白いと思える人は面白く感じます。
そう感じられる人なら、画力はどこまででも伸びます。

私の講座では、技術を付けるのと同時に、描こうとしている対象物の知識も同時に提供します。
対象物への理解が深まれば、より描けるようになれるからです。
大抵は顔の描き方から入るかとは思いますが、私は顔のパーツからスタートします。まずは目。
それぞれのパーツへの理解が深まった時に、顔の描き方に入っていきます。
一つ一つ丁寧に説明していきますので、お楽しみにお待ちください!

それでは、長くなりましたが、クニクニお絵描き講座、オリエンテーションを終わりにします!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!

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