裏方とお客様(本当のイベント成功とは)
先日久しぶりに、イベントでの司会とパフォーマンスをさせていただいた。
イベントへの参加は、昨年12月以来である。
今回のイベント企画運営は、地元有志の地域活性化チームによるもので、会場はこのチームとしては、初めてイベントを行う場所とのこと。
そのせいもあってか、準備段階から上手く運営が回らず、リーダーたちがピリピリした状態だった。
本番になっても、きちんとした会場作りができないことや、音響設備の準備が後回しになってしまったことで、思うようなステージ作りができていないまま時間となり、イベントが開始されたことも、イライラを呼んでいた。
そこをカバーするのが、私司会者の仕事。
アナウンスでカバーするも、スタッフの焦りは消えることがない。
ところが、そんな空気の裏方とは対照的に、客席にいらっしゃるお客様はにこやかなのに気がついた。
「舞台の準備にお時間を頂戴いたします」
と伝えても、嫌な顔をされる方が1人もおらず、むしろ「待ってますよ」と、顔が語っている。
あのにこやかな笑顔は、司会・出演者しか気づかない。
なので、お客様の後ろでは、スタッフはケンケンガクガクやっている。
なんか、この対照的な雰囲気がおかしくて。
この日は、雨の多い今年の秋には珍しく、穏やかな秋晴れの日で、その空の下にいれば、おのずと笑顔になるのかもしれないが、お客様が笑顔である時点で、イベントは成功だと確信した。
その話をイベント終盤に音響担当者に伝えたが、半信半疑の様子。
でも、イベント終了後には来場者からの「来年もまたやってね」の声が多く聞かれ、まんざらでもないようにも見えた。
今回、反省点は多くあるものの、企画・運営側の想いは確実に伝わっていたと思う。
これに懲りずに、来年も催して欲しい癒しのイベントであった。
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オリジナルストーリー(創作物語)を作り、ひとり芝居でその世界を表現している、オリジナルストーリーパフォーマーyouyou。