海外営業って楽しい!2.海外営業って何する仕事?
間単に言ってしまえば、海外のお客さんに商品を販売して、代金を回収する仕事です。国内の営業活動と基本的には変わりません。
ただし、通常の営業としての知識に加えて、輸出・輸入が関わって来ますので貿易と国際決済の知識も必要です。
営業としての知識、もっとはっきり言えば商品知識については、国内・海外営業問わず必須です。
売る本人が理解していない商品をお客さんが買うわけがありません。
カタログ通りの上っ面だけの知識では無く、技術的な情報や過去のトラブル、トラブルシューティング、生産工程や生産リードタイム等をしっかり把握し、ある程度技術的なところまでは自分一人で説明もしくは対応できるよう、日々学んでください。
これが出来るか出来ないかで、お客さんからの信用度が確実に違います。
貿易の知識については、最低限これだけは覚えておけば大丈夫、と言うところがあります。
恐らくここが最初に躓くところだと思いますが、国際的なルールであり、どこに行っても通用するものですので必ず覚えてください。
ここを間違えると、せっかく受注したのに最終的に赤字になってしまう可能性があります。
少し教科書的な話になってしまいますが、後ほど詳しく説明していきますので、しばらくお付き合いください。
代金の回収については、確実に回収するための仕組みがいくつかあります。
ここも心理的なハードルが高い部分ですが、乗り越えなくては商売になりません。
貿易の決済は国内取引のように単純に手形や銀行振込だけでは済みません。
特に政情不安な地域や経済制裁を受けているような国、または、そもそも全てがしっかりしていない途上国では、代金をちゃんと回収できるか、と言うことは非常に重要になります。
ですが、扱う商品によっては意外にもそう言った国が有望な市場だったりしますので、未回収を恐れていては折角の商売の機会を逃すことにもなりかねません。
代金回収の仕組みについても、後ほど詳しく説明します。
また、商談等で海外出張しますので、海外旅行で良くあるトラブルはある程度知っておく必要があります。
日本は安全なのであまり意識する事はありませんが、海外では一歩間違うと本当に危険な目に遭います。命と健康な体あってこその海外営業です。
トラブル情報などはエピソード編で随時投稿していきますので、参考にしてください。
いきなり全てを覚えることは出来ませんので少しずつ覚えて行きましょう。