「〇〇さん、無言の帰宅」って、〇〇さんはどこにいるの?
事故や病気で誰かが亡くなった際、「○○さん、無言の帰宅」と表現されることがよくあります。
ご遺体やお骨が自宅に返ってきた、程度の意味で使われているのかもしれませんが、これって生死に関する結構根源的な問いを含んでいる気がします。
一つだけ明らかなことは、○○さんは既に亡くなっていることです。ですので、
「○○さんの遺体、無言の帰宅」
「○○さんの遺骨、無言の帰宅」
これならわかります。
ですが、
「○○さん、無言の帰宅」
○○さんは、まるでまだ生きているようです。
これはどういう状態を表しているのでしょうか?おそらくは、深く考えずに汎用表現として使用されているだけだとは思いますが、非常に違和感があります。
「○○さん、無言の帰宅」
私個人としては、この表現は決定的に間違っていると考えています。生とは何か、死とは何か、全く考えようともしない、安易で浅はかな表現だと思います。理由は説明しません。
簡単に答えが出るとも思えませんので、気になった方は、生と死について、自分でよく考えてみてください。
世の中、何でも正解があるわけではありません。
考えたところで、何かの役に立つとは思えませんが、たまには普段と変わったことを考えるのも気分転換にはいいのではないでしょうか?
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