所感諸々。6

起きている現象をそのまま話して、何が悪いのか?

つぶやきに書いただけじゃ、なんか消化しきれなかったので、140字に入りきらなかったことを記す。

子供の頃から漫才が大好きで、TVに齧り付いて観ていた。
何故かツービートとか、B&Bとか記憶に薄くて、瀬戸てんやわんやとか、唄子・圭介とかが強く残ってたりするんだけど。

なので、年末のお笑い番組は録画してゆっくり堪能する。恒例行事。

ウーマンラッシュアワーのネタは、たしか昨年も観ながら泣いた気がする。
今年のネタも、彼の言う『透明人間』とされる人たちの悲しみや辛さを受け止めながら、笑ってしまうという、いろんな感情がない交ぜになった複雑な気持ち。
悲しいと笑うを同時にするときに起こる、ココロの中をかき混ぜられる感触。
こういう感情を起こしてくれて、ありがとうと思った。

ネタにしている事柄は、彼の主観も入ってるけど、実際に起きていること。
起きていることを彼がきちんと見つめて、調べて、考えていることで、なんも盛っていないと思う。

あのネタで、固まってしまうヒトは、事実を条件反射のように拒否したり、回避したりするクセがあるんじゃないか?

自分の意見があって、拒否するのならわかるけど、『なんかムカつく』で済ましちゃうのは、よろしくない。
固定概念を揺さぶられるのは、不快になるものだけど。
生理的に受け付けないとか、しょーもないこと言わないでね。

彼は直接誰かを責めたり、断罪しているわけじゃない。
事実と自分の考えを示しているだけ。

大学の社会人講座で、日本人は正しい議論の仕方を教わっていないと御歳80歳の教授がおっしゃっていた。
いま議論と思ってやっているのは、ただの主張の押し付け合いだって。

相手の意見は、なんの根拠に基づいているのか、何故その発言につながるのかを検証した上で、自分の主張と何が相反するところなのか見つけ出すところから、議論は始まるのだよと。

事実を言われて、腹が立つのはなぜ?
相手はもうひとりのワタシ
インラケシュ

そんな気持ちで、自分とは少し異なる意見にも耳を傾けるのは、いかがかしら?

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