所感諸々。7
近頃、自分の勉強不足としか言いようがないのだが、世の中の仕組みについて、きちんと理解しないで40うん年きてしまったことを後悔する。
いわゆるロストジェネレーションという世代にあたるようだが、バブルの搾りカスのようなものと若さで乗り切れたところもあり、今奨学金をもらって借金に苦しめられている若者の話しを聴くと、大変申し訳なくなる。
同世代にも、奨学金をもらって苦学生をしていた人はいる。でも、今より全然物価は安い。消費税も5%だったな。
この頃(1991年)にダイソーが台頭してきて。
消費税3%が1989年導入だから、少しでも安くモノを買いたいという気持ちが追風になって、いまはコンビニのようにたくさんあるよなぁ。
アタシ達世代に、嘘か誠かわからないのに、まことしやかに広まった事柄は、年金払っても自分の時にはもらえない可能性が高いって話し。
その時点で確定した話しじゃないのに、それに乗っかって国民年金払わなかったり、全額免除にしてもらったり、非正規、派遣で働いてても保険加入しなかったり、知らないと言うことは恐ろしいもので、好き放題をしたい目先の思いが先走って、社会の相互扶助と言う仕組みを踏みにじってきてた。
だから、ほんとに年金を貰えない上に、あとウン千万用意しとけなんて、マフィアのボスみたいなコスプレしてご満悦なジジイに言われる世の中になっちゃった。
相互扶助とか、税金の使われ方とかどうなってるのかなんて疑問を持たずに、選挙を行かずにいたから、今の生きづらい社会と言われているこの構造を生み出してしまった。
少なからずアタシがしてきたことも、この一因になっている。
どれだけ巻き返せるかは、わからない。
先の事は、予想した通りになんかならないかもしれない。
でも、自分達のしたことがイナゴの異常発生のように、荒れ地しか残さないような結果を残すようなことはしたくない。
知らなかったことは、恥ずべきこと。
聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥。
一生の恥にならないよう、今足りないアタマに地道にインプットしている。
トライ&エラー いや、エラーからの挑戦もあっていいよね?
間違ったことを、いわゆる不惑の世代からやり直します。
若い頃に野放図にやり過ごしてきたけど、曲がりなりにも世間の片隅で、経験だけは積んできた。
なんとはなしでも、いろんな世界を覗いてきた。
だからこそ、気付けたり飲み込みが早かったりする部分はあるはず。
経験と照らし合わせながら学び直すことは、学生のときのそれとは全く違うだろう。
五十にして天命を知る
人生100年って言われだしたんだから、50歳で目覚めたって余裕っしょ。