【公務員やってみた】統計指導員・統計調査員の仕事~学生におススメ~
社会貢献をしたいと考えている方向けに統計指導員・統計調査員(以下、統計調査員、調査員)の仕事を紹介したいと思います。調査員は各市区町村で若手が不足しているらしいので、この記事を読んで興味が出た方はお住いの市区町村の統計課までご連絡ください。
※統計法において、調査員が調査で知り得た秘密(例:調査対象者の個人情報等)には守秘義務が課せられているため、一般に公開されている情報を除いて、主観的な感想によって当noteを構成しています。
統計調査員って?
統計調査員は、総務大臣や都道府県知事から統計調査の都度任命される非常勤特別職公務員です。国勢調査や、各種公的統計の収集を現場で行う職員であり、市区町村役場と協力しながら地域を周りつつ指定された情報を収集します。
統計調査員のメリットは?
当然ですがまず、報酬が出ます。稼働は4日間ほどですが、10時間あれば回りきれるような1調査区あたり2万~3万前後の報酬です。次に、地域を新しい視点で見ることが出来ます。徒歩や車で市内の住宅街を巡ることによって「この地域、前見たときより急に発展したな!」ですとか「ここらへん人口増えたなぁ」とか「あ、この飲食店美味しそう」みたいな学びを得ることが出来ます。公務員の経験を得つつさんぽの機会を貰えるという点で、非常におススメできる役職です。
統計調査員の大変なところは?
統計調査員の大変な部分は、被調査対象とのコミュニケーションにあります。令和5年度住宅・土地統計調査では、マンションの部屋数等を調査するのですが、管理人によっては「キョジュウシャノ コジンジョウホウハ オシエラレナイ」という回答で、マンションの外観から部屋数を観測する必要があったりします。他にも、教えてもらう代わりに身分証の提示を求められたり、役所に電話確認されたり、知名度の無さからくる細かい身分証明に時間がかかることなどは、調査員界隈ではあるあるの事象であり、人によっては苦悩になるのではと思いました。
学生に統計調査員をおススメする理由
現金な話として、統計調査員の職務はガクチカになり得ます。就職活動においては「公務員として公的統計の最前線で働き、○○といった学びを得ました」といったアピールを行うことが可能です。また、調査区を歩き回るわけなので運動にもなります。
気が向いたら、地元の統計課ホームページのご確認を!