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統計調査士試験に8時間の勉強で最年少合格した話【初投稿】

はじめましてKunitakeです。データサイエンスなどが流行っている中で「統計」という分野に足を突っ込んでみたいと思い、日本統計学会が公式認定する「統計調査士」を受けてみたところ、効率的な勉強法によって約8時間の勉強で合格できたのでnoteに投稿してみることにしました。

統計調査士とは

マイナー資格ですが公式ページで下記のように説明されています。

統計調査士検定は、公的統計に関する基本的な知識を正確に認識し、公的統計を適切に利用する能力を評価する検定試験です。
引用:統計検定 統計調査士

ちなみに一段階上の試験として専門統計調査士という資格がありますがこの記事では取り扱いません。

試験の内容

統計調査士の出題範囲は大きく分けて、統計の基本公的統計調査の実務統計の見方と利用の3つです。より詳しく知りたい人はこちら(細かすぎてわかりにくいです)3つの範囲を簡単に言い換えると、統計の成り立ちと基本的な法律調査手法とデータの扱いグラフなどの計算や読み取りなのでそこまで難しく考える必要はないと思います。(後述しますが私はCBT方式で受けたので年2回のPBT方式ではないことはご了承ください。)

これは主観ですが、無勉強でも解ける当たり前な問題(さすがにこんな法律は無いかな的な問題)が2割、法律や調査方法など暗記しないとわからない問題が3割、時間をかければ読み取れるグラフ問題が1割、最頻値や平均など時間をかければ解ける計算問題が2割、○○係数など公式を理解していないと解けない計算問題が1割、ひっかけや複数選択などの面倒な問題が1割くらいの出題だと感じました。しかし合格ラインは7割程度。全部取る必要はないので取れるところをとっていく感じです。計算問題がそれほど多くないことから文系でも十分合格が見込める資格だと思います。ちなみに合格率は45%程度です。

プロフィール

資格を受けるにあたってどの程度の予備知識があったのかのかは必要な情報だと思うので記述します。

職業は学生(高校生)、統計は数学1Aで相関係数をちょこっと触ったくらいです。情報関係に興味があって未踏ジュニアスーパークリエータに認定されたり国家資格の情報セキュリティマネジメント取得をしていますがどちらも統計にはほぼ関係ありません。統計に関してほぼ無知といってもいいでしょう。

勉強方法

まず、勉強時間の相場感です。

のような先駆者のサイトを見る限りだいたい1か月~コツコツ勉強していく感じですが、合格だけを目指すのであれば勉強時間は計8時間程度で大丈夫だと思います。合格後にコラム的な部分を読むとより深く理解できる。
まず下記の参考書、問題集を買いましょう。

基本的にこの2冊で事足ります。

まず、3時間程度かけて参考書を2,3周しましょう。ただし最後の計算式の範囲はわかりにくいのでグラフ系以外はさらっと読み流して大丈夫です。日にちをまたいでも構いません。実際私も通学時間を利用して3周しました。

そしたら残りの5時間で過去問を3年分解いてください。ここで重要なのは古い問題から解くこと、そして2年分は一問ごとに解答をみて間違ってたらその場で知識を詰め込むことです。問題集は問題1→1解説→問題2→2解説という作りになっているので解答を隠しながら問題を解いていくだけで知識が増えていきます。最後の1年分は前日に力試しで解いてみるといいと思います。だいたい7.5~8割とれているはずです。

テクニック

まず、試験はCBT方式をおすすめします。自分で受験日を決められるのでやるぞ!という気持ちが燃え尽きる前にさっさと受けることができます。私の最寄りのテストセンターでは4日後の試験から予約することができました。ちなみにCBTだと合格証?に(CBT)と文章の中に書かれるようですが履歴書に書く際は「統計調査士」のままで変わらないので気にしなくていいと思います。

また、個人的に捨ててもいい問題をいくつか作っておくこともおすすめします。私の場合は複雑な計算問題は捨ててジニ係数の公式でしたり箱ひげ図、分散、相関図に注力しました。

最後に

統計調査士をとればすぐ職につながるというわけでもないですが、統計が注目されている今キャリアアップにとても役立つと思いますので是非取得してみてください。(CBT方式の場合認定証が届くのに1か月以上かかります)

追記:最年少合格だったようです。

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