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iPhoneのRAW画像でトイカメラ遊びをしてみた

スマートフォンで写真を撮ると、多数のRAW画像から1枚の写真を合成するなど、複雑なソフトウェア処理を経て1枚の写真ができあがる。計算写真学(Computational Photography)という学問分野の研究の成果である。

逆に、1枚1枚のRAW画像は、ノイズもかなりあるし、周辺減光も派手に出るし、で、普通のデジタルカメラの写真を見慣れた目には、いろいろ不満の残るものである。だから普通に考えれば、いわゆるRAW現像をやってもあまりいい写真ができない、という結論になる。

しかし、だ。ノイズや周辺減光をあえて生かす方向でRAW現像をしたら、トイカメラのような味が出るのではないだろうか。そう思いついて、やってみた。スマートフォンはiPhone SE、RAW画像を撮るカメラアプリはHalide、RAW現像はDxO Photolab 2 + DxO FilmPack を使い、お気に入りのAgfa Vista 200とIlford HP5 Plus 400のフィルムシミュレーションを用いた。

結果はこんな感じ。手ブレもあいまって、トイカメラっぽい雰囲気が出ているように思うが、どうだろうか。

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もちろん、シーンによっては結構マトモに撮れてしまう。

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普通トイカメラはフィルムを使用するが、これはデジタル、しかもふだん持ち歩くiPhoneだけで撮れる(RAW現像だけはPCを使っているが…)。お手軽トイカメラとしていいんじゃないかなあ。

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