鳥取・倉吉へ、モノクロフィルムとともに
先日、所用で鳥取に行ってきました。宿が倉吉になったこともあり、これは撮影のチャンス、とばかり臨みました。
普段なら間違いなくミラーレス一眼を選ぶところですが、今回は、なんとなく鄙びた感じの風景が撮れそうな予感があり、フィルムカメラを選びました。愛用のOM-10に35mmの単焦点レンズ、そしてフィルムは、やわらかい階調と粒子感の出るイルフォード HP5 Plus400をチョイス。
最初の何枚かは、カメラに残っていたLomography Lady Grey 400で撮りました。まず鳥取駅前にて。モノクロだけでもある程度秋の落葉の雰囲気が出たかな。
鳥取駅前の商店街にて。商店街はつい撮ってしまう題材の一つ。
この辺でフィルムを交換。フィルムの性格の違いがよくわかります。
翌朝、あらかじめあたりをつけていた、倉吉の白壁土蔵群へ向かいました。とりあえず定番のポジションから1枚。
装飾の影が印象的。
あまり最近見ない、てるてる坊主。写真だと白に見えますが、実際はピンクと薄緑で、装飾目的のような気がしました。
土蔵沿いを離れて、隣の道に移ります。「ひなビタ」というアニメの聖地になってるそうで、あちこちキャラクターの絵が立っています。
なにかの店でしょうか。営業時間前だったようです。こういう玄関の風景は好き。
逆光で間接光の反射を撮るという、私の好きな構図。
お掃除中だったり犬の散歩中だったり、住んでいる人たちの生活が見える時間帯です。
この辺で時間いっぱいになったので、倉吉を離れ、鳥取に戻りました。所用が終わったあと、フィルムが残っていたので、鳥取市内をもう少しぶらつきます。
あと1枚、どうしようか、というところで、子どもが遊んでいるところに出くわし、反射的にシャッターを切りました。ややぶれていますが、子どもはブレなかったかな。
旅先で、フィルムでここまで集中的に撮ったのはいつ以来だろう。イルフォードも狙い通り、いい光景を残してくれたように思います。