#41 舞台「幕が上がる」 2023.7.15/7.17
14日はなっちょ、15日と17日はまりぱると、ほぼ3日続けての観劇。
さすがに腰が痛い。
もう八方塞がりで、ピヨピヨを通り越してグルグルなクニラです。
さて、舞台「幕が上がる」だが、日向坂3期生の森本茉莉と山口陽世のW主演の舞台。
2人とっては初舞台であり、とても大きな第1歩なのだ。
それだけでも観に行く価値がある。
2日間行ったのは単純に2日当たったからなのだが、まぁ、1日目は森本のため、2日目は山口のためとしておきましょう。
でも凄いね日向坂。
都心で2日続けて違うメンバーの舞台を観に行けるんだもん。
2023.7.13~17の6日間、全9公演。
場所はイケトンのサンシャイン劇場。
原作は平田オリザの小説であり、ももクロで映画化されている。
言うなれば完全なアイドル作品であり、映画も舞台も今後リメイクされて、数々のアイドルが演じていくのだろう。
何なら日向坂4期生の正源司と我が推し藤嶌のW主演なんて事もあるのかも知れない。
と、そのぐらいのテンションで観に行ったのだが。。。
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15日は夜の部、17日千秋楽は14時から。
なんであれ、3連休なのだ。
クニラは人混みが大嫌い。
だから3連休のサンシャインなど、目的がなければ、絶対に出歩かない。
案の定、大混雑。
それには閉口したが、それを耐えてまで観に行く価値はあったと思っている。
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客層は、やはり、ほぼ「おひさま」だ。
スタッフに散らされながらも、開場前から周辺は賑わっている。
特に17日千秋楽は抽選か何かあったのか?
入口付近に列が出来ていた。
グッズかな?
良く分からんが、それはそうだろうなぁ。
だって、自分の推しの初舞台なら女房を質に入れても行きたいものだ。
ましてやグッズだって。
しかも森本推しと山口推しが集まっているのだから混雑はするよ。
15日のクニラの席は2階の1列目。
ゆったり観劇するには最高の席。
17日は1階のど真ん中。
これはこれで観やすい。
15日は当日券も売っていたので、満席ではなく9割程度。
千秋楽もそんな感じ。
奇しくも両日、クニラの左隣も2席空いていた。
まぁ、ぶっちゃけ、映画のように、ふらっと池袋にきて、舞台でも観るかなどという粋な人などおるまい。
また、そのような類いの舞台でもないしね。
〈あらすじ〉
森本は主人公である演劇部部長の高橋さおり。
山口はさおりのマブダチのユッコこと橋爪裕子。
この主人公のさおり目線で物語は進んでいく。
演劇部の話なので、当然、劇中劇がある。
クニラは劇中劇のある作品はあまり好きではないのだが、そんなことより映像ならまだしも、舞台で可能なのかと心配になった。
また、さおり目線で話が進むので、さおりの心情が全て台詞となる。
必然的に説明くさい作品になってしまう。
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と、ここまで書いたが、クニラが坂道舞台を観てきた中でNo.1の作品であった。
もちろん作品のテイストにもよるが、エンターテイメント作品としては抜群である。
ややもすると説明くさくなる作品が、逆に状況が分かりやすくなり、各々の感情がスッと心に入ってくる。
それは森本の演技力がそうさせている。
あの莫大な台詞量でありながら、それを発してるのは森本ではなく、さおり以外の何者でもないのだ。
劇中劇でのさおりの台詞。
緞帳ボタンを押した後の「幕が上がる」という台詞には鳥肌が止まらなかった。
もちろん、山口ユッコも同様であり、劇中劇のジョバンニは山口が演じているのではなく、ユッコが演じているのだ。
ゆえに劇中劇のラストシーンは不覚にも号泣してしまった(2日間ともです)
もちろん、ガルルの高井さんも中西さんの浜浦さんも同様だった。
森本と山口は初舞台なのだが、到底、そうは思えない程の演技であり、それだけでも感動してしまったわ。
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いわゆる「演劇」というにはライトではあるが、その分、エンターテイメントに特化したので、最高の舞台となったのだと思う。
溝口先生を演じたなだぎ武さんのサーカスでいうピエロとしての役回りは、最後まで舞台を飽きさせない工夫であり、前半のなだぎさんの森本イジりだけでも観に行く価値はある。
因みに15日は「若林先生にアイツって呼ばれているのか?」と森本の「アイツ」イジり。
17日は「森本金太郎」と山口の「でしゅ」イジリだった。
会場は大爆笑だ。
もう、なだきさんの愛しか感じない。
2日間観て思ったことは、アイドルって凄いなぁである。
メジャーなアイドルグループに加入出来る人間のポテンシャル。
何万人から選ばれたのだから当然なのだが、歌にしろダンスにしろ、演技にしろ、才能の塊なのだ。
そして、なにより、努力をする才能がスバ抜けているのだろう。
千秋楽のトリプルカーテンコールで見せた山口の涙に心が洗われました。
この舞台で、森本茉莉と山口陽世の幕は上がったと思ったのはクニラだけではあるまい。
おわり。
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