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#4 日向坂で会いましょう「芸術の秋!日向坂ミュージアム!!(1)」感想
「画伯」とはアイドル用語で、絵が下手で、絵に一定の癖があり、且つ、笑える絵を書ける娘を画伯と呼ぶ。
ポイントとしては絵が下手なだけではダメだと言う事。
最終的には笑えないとダメなので、画風が一定していないと、ただ絵が下手なヤツと言うだけで、笑いに繋がらなくなってしまう。
お約束としては、本人は絵が上手いと思っている事。
実はこれが重要で、わざと下手に書こうとすると、絵の下手さに奇跡が宿らず、笑われずに引かれてしまうのだ。
そこが画伯の難しいところ。
その画伯がメンバーに1人でもいると、お絵描き企画と言うキラーコンテンツが生まれる。
故に各グループは躍起になって画伯を探すし、作ろうとする。
また、画伯とされたメンバーもキャラが1個乗って、Win-Winである。
日向坂もご多分に洩れず画伯探しをしている。
ただ、彼女等は個人的スペックが総じて高いので、絵もそこそこであり、「ひらがな推し」時代には、画伯と言われるメンバーは現れなかった。
日向坂になり、遂に画伯候補が生まれた。
と、言うより復帰してきた。
それが影山優佳。
「がな推し」時代にも「絵心ミュージアム」と言う今回と同じような企画をしたが、その時は既に影山は休業していたため、絵の上手さは未知数だったのだが、最近の企画で画伯候補として注目を集めた故の今回の企画。
画伯企画は難しい。
極論を言えばMCの腕次第だ。
メンバーは生の食材を提供するだけ。
それをどう料理するか、笑いにするかはMCにかかっている。
如何に下手な絵を面白がれるかなのだが、下手な絵を見て面白いと思う感性を持ってる人は意外と少ない。
なぜなら人は不細工な物を不愉快に思うからだ。
そこで独特の画風や癖を見付け、それを敢えて面白くしていくしかない。
だから、さすがのオードリーも苦戦する。
そもそも素材の絵がそこまで下手ではないし、なにより画風に癖がないのだ。
影山も確かに下手だが、まだまだ笑えるレベルではなく、画伯には程遠い。
その中で、やはり安定の加藤史帆だ。
お得意の久美の似顔絵は、番組でコスってきたので安定感がある。
結局、この企画、かとしが総取りした。
実はかとしの似顔絵は上手い。
ただリアル過ぎるのだ。
リアル過ぎてグロテスクに感じてしまうだけ。
前にかとしのブログで何人かアップしていたが、ほぼほぼ特徴は捉えていた。
今回も何人か出したが、特徴は捉えている。
「ひなあい」は画伯企画を捨てて、かとしの似顔絵をフィーチャーすべきだ。
メンバーの様々なシチュエーションをかとしが描くだけで面白いじゃないか。
このコーナーは次週へ続くので、次週期待するとして、もうひとつ川柳コーナーもやったのだが、
これも結局、MCの料理次第。
と、言うかメンバーの川柳で笑うのか、添削する春日で笑うのか、どっちつかずで企画がブレていた。
お題の捻りの無さから言えば春日の添削で笑いを取るつもりだった気がするし、実際そうなったのだが、それでは「ひなあい」でやる意味が無いじゃない。
やるなら、もう少しお題を考えた方が良いのだ。
例えば、「日向坂あるある」で川柳とか、それこそ「それ盛ってるで」で川柳とか。
それならば、まずその川柳で「おひさま」は笑えるし、春日の添削も「妄想」でも「言いがかり」でも良く、メンバーにツッコミ代を与えられたと思うのに。
【今週のMVP】
加藤史帆(2回目)
かとしに似顔絵を書かれて、微妙な顔つきで苦笑いしてた上村ひなのこそ天使だ。