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#2 流れ弾~2021年 初秋 vol.2

最近のライブでは席にスティックバルーンが2本置いてある。
スティックバルーンとはクラップ用のアイテムなのだが、正直、邪魔だし、いらない。

【スティックバルーンでの流れ弾】
我々は声は出さずとも、サイリウムの色や動きだけで、ライブを盛り上げる術を知っている。
それなのにスティックバルーンがあるために、安易な応援に成り下がっている気がする。
昔はドブ席であっても、それなりに楽しめた。
サイリウムの色と動き、それとコールでステージや客席と一体になれたから。
それがスティックバルーンだと応援が単調過ぎて、一体感がでず、ドブ席が、まんまドブ席なのだ。

大切にすべき文化なのだよ。
サイリウムとコールは。

コールが封じられている今、せめてサイリウム文化を国全体で守っていきたいねぇ。

確かにスティックバルーンでの応援も新しいライブの形なのだろうけど、クニラには必要ない。
特に屋内のライブでは。

そう思っていたら、今回のライブで同じ考えの人が結構いたのが嬉しかった。
始まる前にスティックバルーンの空気を抜いていた強者もいたし、クニラのように最初から持たない人もいた。
きっと、クニラ同様に昔からライブに行っている人なのだろ。
嬉しかったし、俄然、やる気が出た。
同士よ!負けるもんか!と。
サイリウムの色と動きだけでライブを盛り上げてみせようじゃないか!buddiesよ!

【ステージセットでの流れ弾】
メインのステージセットは古い洋館風で、部屋がいくつかあり、そこに上るための階段が斜線上に何本か組まれている。

ビジョンは大型のが上下に2台。
真ん中よりやや後ろにはセンターステージ。

コンセプトがまったく分からない。
どのような世界観をイメージしてるのだろうか。

【セトリでの流れ弾】※カッコ内はセンター
■影ナレ~遠藤、松田、森田
声を出せた時代は、注意事項で「はーい」と応えていたのだが、今ではスティックバルーンで拍手するしかない。
唯一、スティックバルーンが役に立つ場面。
それでも影ナレでメンバーが喋り出す瞬間の高揚は変わらずだ。

①OVERTURE
櫻坂のデビューカウントダウンを映画館で観た際に、新しいOVERTUREを初めて聴いたのだが、欅坂のOVERTUREが世界一だったため、正直、期待はずれだと思った。
ただ、その後、バックスライブやケヤフェスと聴いていくうちに、なかなか良きOVERTUREと思えるようになった。
今後、育っていくので、更に良くなっていくのだろ。
結局、OVERTUREとは
「修羅場くぐりのOVERTURE」と言う事なのだ。
どれだけライブで披露するか、我々が生観戦するのかで、グループもファンも思い入れが違ってくる。

■オープニングVTR
OVERTUREの後にVTRやら演出等を入れるとライブへの熱が冷める。
OVERTUREの後は、必ず曲を入れて貰いたい。
イメージVTRの後にOVERTURE~1曲目にすれば良いだけ。

②Dead end(森田)
1曲目がリリース前の新曲というのは、どうだろうかとも思うが、音源は解禁せれているし、ノリの良い曲だから意外とハマる。
シングル2枚しかリリースしていないので、どうしてもカードが少なく、セトリも限られるので、今後に期待する。

■ダンストラック

③半信半疑(山﨑)

■ダンストラック
1曲挟んだだけで、ダンストラックはダレるよ。

④Plastic regret(藤吉)

■MC
菅井回し。

Microscope(藤吉)

⑥君と僕と洗濯物(森田)
この曲の中で、森田が抱えられてブラブラするシーンがあるのだが、森田ならではで良い。
今回は建物風のセットのかなり高い場所でブラブラしてて、余計可愛さが増した。

■ダンストラック

⑦偶然の答え(藤吉)
サイリウムカラーは青。
曲によってサイリウムカラーを統一するのは欅坂の文化(乃木坂ではあまりやらない)
国全体で守っていきたい文化。
それにしても藤吉は良い曲を貰っている。
クニラは不覚にも泣いてしまったよ。

■ダンストラック
ダンストラックが多いわ!笑

⑧ブルームーンキッス(森田)
この曲を最初に聴いたときに、ダサっと思っていたのだが、ライブで聴くと盛り上がる。
「あっ!キスしちゃった」の後にスティックバルーンで拍手するのが恒例になった。
本来なら大声援なのだろう。
余談だがバックスライブでは守屋麗奈がセンターだった。ヤバすぎる。

⑨最終の地下鉄に乗って(森田)

⑩思ったよりも寂しくない(山﨑)
8人乗り位の細長いトロッコ2台で、メンバーがセンターステージへ移動。
どっちにしろクニラの席からは遠すぎるわ。
それでも大園玲(クニラの推しメン)が、こっちを向いていたような気がしたので、推しメンタオルを掲げてみたけども。

⑪それが愛なのね(山﨑)

■MC
井上、関、守屋麗奈、遠藤、土生、尾関
井上回し。
井上のMC率が意外と高く、慣れたせいか、安定していて良い。
井上とか武本とかにMCをやらせるのは好感が持てる。
福岡出身の関が文言を考え、遠藤と守屋に博多弁でぶりっ子をさせるというコーナー。
ことのほか盛り上がった。

⑫Noboey's fault(森田)
ファーストシングルとしては弱い気がしていたが、やはり聴き込んでいくと、そんな事は無いと感じる。
流石、アイドルビジネスのプロ達がデビューシングルとして選んだ曲だけの事はあると、感心させられる。

⑬なぜ恋をしてこなかったんだろう?(藤吉)
櫻坂最大のキラーチューン。
毎回聴く度に、イントロでスワション(座りションベン)してしまう。
それにしても藤吉はライブだといつも仕上がってるなぁ。
推し変したくなる衝動を押さえるのが大変だよ。

いつもは途中で糸を絡めるのだが、今回は天井から吊り下げられた白い幕を絡めていた。
メインステージの中央に矢倉のようなセットが組まれていて、白い幕に絡まれた藤吉が矢倉に上がってパフォーマンス。
神々しい。
この曲を聴くだけでも福岡まで来た甲斐がある。

⑭Buddies(山﨑)
サイリウムは白とさくらピンク。
またまたトロッコでセンターステージへ移動。
センターステージは四隅に篝火が焚かれていて、その中で踊る幻想的な演出。
個人的にはあまり好きな曲ではないが。

⑮BAN(森田)
イントロからラストまでスワション。
サイリウムは赤。
圧倒的に強い!
他に言う事は無い!

■VTR(流れ弾へのフリV)

⑯流れ弾(田村)
最初に音源が解禁された日に聴いたのだが、相当、カッコいいと思った曲。
ただ、フォーメーションが発表された際に、田村はセンター向きじゃないと思っていたのも確か。
なんてったって、生で聴くのは11日に小倉で観た人に続き、日本で5001人目となる。田村のセンター姿も5001人目、さて、映えはどうか。

ってか、とんでもねぇ!
めちゃくちゃカッコいい!
田村がいきなり客席に向けて拳銃を発砲、そしてイントロのフィルからの
♪どっから飛んできた流れ弾♪
スワション!

衣装は黒バージョンでクール。
田村の笑い顔に狂気が宿っている。
途中で曲が終わって、また始まる時のセリフ
「Wait a sec!」の言い方がカッコよすぎる!
これは田村にピッタリの曲だ。

サイリウムは赤。
自然発生的に赤に決まった(まぁジャケットを見ればそうなるんだけども)

最後にまた田村が拳銃をぶっぱなして曲が終わった。
圧巻のパフォーマンス。
会場も興奮よりも圧倒せれた感じだった。

■エンドロール
最後の曲「流れ弾」で度肝を抜かされた後のクールダウン。

~アンコール~
声を出せるなら「櫻坂!」「フォーティーシックス!」と客同士での掛け合いになるのだが、声を出せないので、スティックバルーンの出番。
あまり盛り上がらない。
だから、メンバーはあっさりとステージ上に出てきた。

⑰櫻坂の詩
MCを挟んで締めの曲。
「詩」シリーズにしては少しセンチなメロディー。
嫌いじゃない。

最後に「私たち!櫻坂46でした」でハケていくメンバー。
そして恒例のお辞儀。

普通はここで客電が点くのだが、この日は暗いまま。
Wアンコール?とも思うのだが、いきなりビジョンから流れたのは「流れ弾」のMV。
しかもフルサイズ。
この後にプレミア公開するものをライブ限定特典で上映するサプライズ。
MVも超絶カッコいい。

【総評での流れ弾】
それにしても⑫~⑮までの怒涛の追い込みセットリスト。
この4曲だけで大満足させる彼女等のポテンシャルと曲の強さよ。
そしてその後に「流れ弾」だから。
この曲が今後育っていくと思うと恐ろしい。

「おひさま」になってからも欅坂のライブには行っていたが、欅坂はとにかく曲が強かった。
そして櫻坂にも同じ事が言える。
櫻坂も曲が強い。
「BAN」も「もし恋」も、そして「流れ弾」も、その1曲だけで満足させる強い曲だ。
曲はライブでやればやるだけ育つもの。
と、なると、やっぱり今後も通っちゃうんだろうなぁ。

【規制退場での流れ弾】
最後に規制退場についての苦言。否、願望。
規制退場させる際は、お願いだからドブ席からにして(笑)
だって、それがフェアではないか。
神席から先に帰れるのはズルいぞ!

おわり。

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