#36 ジョイフルラブ~2018年 最後の冬 vol.2
この記事は前回の続きです。下の記事を参照下さい。
「ジョイフルラブ~2018年 最後の冬 VOL1」
さて、2018年6月頃に「ひらがなけやき」はシングルデビューへと動き出す。
その体制は小坂菜緒のセンターであった。
VOL1で書き忘れたが、2期生楽曲でもセンターは小坂であったが、それはシングルとは違う次元の話である事は言うまでもない。
シングルのセンターになると言う事は、そのグループの顔になると言う事なのだから。
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クニラは、いつも日向坂の運営に対して愛を感じている。
それはメンバーに対してだけではない。
我々ファンに対してもだ。
おそらくファンが日向坂に望んでいる事やファンが喜ぶと思う事へのリサーチを怠らないのであろう。
今まで運営に裏切られたと思った事もないし、日向坂が進む方向性がファンと解離した事がないと思っている。
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小坂体制に移行すると言う事は、グループの主軸は「ひらがな」2期生に移るに等しい。
普通なら、それはただのアイドルグループの常である世代交代。
これ以上何もない。
だが、運営は違った。
前のVOL1でも書いたが、小坂体制に移る前に儀式が行われた。
いや、儀式と言うよりもケジメか。
いや、おそらく感謝だろう。
その小坂体制に移る想定で動き出したのが6月頃。小坂センターの「ジョイフルラブ」リリースが10月。
その間の8月、ジョイフル直近の「ひらがなけやき」の楽曲が、欅坂の「アンビバレント」に収録されている。
MVもちゃんと作成された、「ひらがなけやき」にとってはシングルに等しい曲。
「ハッピーオーラ」である。
センターは加藤史帆だ。
小坂体制に移る前の最後の楽曲に「ひらがなけやき」の代名詞でもあり大コンセプトでもある「ハッピーオーラ」と言う造語を題名にした楽曲を加藤のセンターで発表した運営の愛の深さよ(泣)
これは、おそらく運営から1期生への感謝の気持ちだと思うのだ。
シングルデビューをすると言う事は、何も無いところから世に問う事である。
決してファンに向けられるものではない。
世間が相手となる。
それは、彼女等のこれまでの経緯やバックボーンなど、全く通用しないシビアな世界だ。
アイドルの世界は本当にシビアなのだ。
勝敗は一瞬で決まる。
即ち、センターのインパクト次第。
極論を言えば「可愛い」か「可愛くないか」それだけだ。
元からのファンは違うだろう。ただ世間はそれだけだ。
その戦いに勝つために、運営が担いだのが小坂であった。
この勝負、1期生ではダメなのだ。
何故なら色が付き過ぎている。
欅坂のアンダーの色が。
シングルデビューさせるには、今までと違う「ひらがなけやき」でなければ通用しないのだ。
相手はファンではなく世間なのだから。
悲しいかな、それは1期生も分かっていたはず。
本来なら、ここまで耐え続けてきて、いざ、シングルデビューとなった時に、そのセンターが、今まで耐えてきた1期生からではない事に、彼女達は無念の気持ちが強かったであろう。
それでも耐えてきた時間が、彼女達に前を向く事を選ばせた。
例えセンターが1期生からじゃなくても、シングルデビュー出来るのならと。
運営も忍びない事は分かっている。
だからこそ、新生「ひらがなけやき」になる前の最後に「ザ・ひらがなけやき」的な「ハッピーオーラ」と言う楽曲を、これもまた「ミスひらがなけやき」的な加藤をセンターとして発表したのだ。
そんな事を思って、この「ハッピーオーラ」を聴くと泣ける。
微笑んで!
Yeah Yeah 伝わるかい?
Yeah Yeah 楽しいかい?
大事なのは前向くこと
全力出して行こう 盛り上がれ!
Yeah Yeah 伝わるかい?
Yeah Yeah 感じるかい?
どんな時も 光 満ち溢れる
ハッピー ハッピーオーラ
歌詞は「BIG LOVE」的な内容ではあるが、裏テーマとして「ひらがなけやき」第二章へと進む決意が込められていると思っている。
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余談だが、運営の愛について、もう1つ書いておきたい。
因みに「パッピーオーラ」を最後に、センターは小坂に移り、その後、「ひらがな」では「君に話しておきたいこと」「抱きしめてやる」
そして、改名した日向坂の4枚目シングル「ソンナコトナイヨ」まで続いた。
クニラは、おひさま友達に、日向坂の今後のセンターについて、聞かれた事がある。
その時、佐々木美玲、齊藤京子、加藤史帆、所謂「日向坂御三家」がセンターになる事は絶対にないと断言していた。
何故なら、流れに逆行する事となるからだ。
小坂の後にセンターを務められるのは、2期生か3期生であり、しかも小坂より若い上村しかいないと考えていた。
これはクニラが欅坂信者だった事の弊害でもあるのだが。
結果、クニラの予想は大外れだった。
アルバムのリード曲ではあったが「アザトカワイイ」で佐々木美玲がセンターとなった。
小坂をフォーメーションに残した事も大きい。
正直、これには驚いたし、何より運営の愛を感じた。
そして、5枚目シングル「君しか勝たん」で加藤をセンターにする事で、日向坂は所謂欅坂的なセンター像から解放された。
日向坂になってからの1期生の頑張りが大きい事は言うまでもないのだが、それ以上に運営の1期生への恩返しと不遇時代へのリベンジではないかと思っている。
今後の課題は選抜制と言う事になるのだろう。
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さて、記事の本題である「ひらがなくりすます2018」である。
その年の始めに欅坂の代演で武道館に立ってから、その年の末に、今度は大看板として同じステージに立つ。
年始とは状況が違う。
アルバム発売、全国ツアー、なにより発表はされていないがシングルデビューである。
(当時のファンもシングルデビューは時間の問題であると言う認識であった)
メンバーもファンも気持ちが1番高揚している状況でのライブである。
その後、クリスマスシリーズは恒例となるのだが、ひらがな名義でのクリスマスライブは、この1回だけである事を考えれば、参戦出来た事を誇りに思う。
ましてや、その後のライブでは恒例行事となる「アレ」が、初めて行われた記念的ライブなのだから。
ここまで書いておいて何ですが、本編は次回にします(笑)
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