マクロレンズがなくてもおうちで花マクロが楽しめる!
以前の記事で、おうち花マクロを楽しもう!というお話をしました。
でもマクロレンズなんて持ってないし、いきなり買うのも敷居が高いし……という方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな方のために、気軽にマクロ気分を味わえるひみつ道具をご紹介します!
まず一つ目は「クローズアップレンズ」。
レンズの前面に取り付けて最短撮影距離を短くできるフィルターです。
こちらの写真。
何も付けずに高倍率ズームでめいっぱい寄って撮影したもの。
もっと大きく撮りたいのに、なんだか物足りませんね~。
そこでクローズアップレンズの登場です!
まずはNo.1を装着してみました。
クローズアップレンズにはいろいろ種類があり、このNo.の数字が大きいほど被写体に寄れると思って下さい。
No.などの名称の付け方はメーカーによって違いますので、実際にお使いになるものを確認してみてくださいね。
さあ、どうでしょう? かなり大きく寄れましたね!
続いて、No.2、No.3、No.4と順番に付けて確認してみましょう。
No.が大きくなるにつれて、写っている被写体もどんどん大きくなります!
マクロレンズがなくてもここまで大きく写せるんですね~。
そしてもう一つのひみつ道具は「エクステンションチューブ」。中間リングとか接写リングとも呼ばれます。
こちらはカメラボディとレンズの間に装着することで、最短撮影距離を短くするものです。使用するメーカーのマウントに合わせたものが必要ですので、間違えないようにしましょう。
下記のリンクは富士フイルムXシリーズ用のものです。
先ほどと同じように何も付けずに高倍率ズームで撮ったものが下の写真。
次にエクステンションチューブを付けて撮ってみます。
少し大きくなりましたね。
さらにそこへクローズアップレンズも付けてみます。
No.3のクローズアップレンズを使ってみました。
どうですか?こんなに大きく寄れましたよ!
なんと、エクステンションチューブとクローズアップレンズを組み合わせて撮影することもできるんですね!
また、クローズアップレンズは複数重ねて使うこともできます。
先ほど撮影した状態にさらにNo.4を付けて撮影するとここまで寄ることができますよ。
もちろん、エクステンションチューブなしにクローズアップレンズだけを重ねて使用してもOK。
思い切ってNo.1+2+3+4と4枚重ねて撮ったのがこちら。
こんなに寄って撮れたらもうマクロレンズはいらない?(笑)
クローズアップレンズはレンズ前面に取り付けますので、標準ズームレンズの広角側で使用すれば、このような広角クローズアップ撮影も可能です。
ただし「クローズアップレンズ」も「エクステンションチューブ」も、ピントが合う範囲に制限があります。
無限遠など遠い距離の被写体にはピントが合いませんので、ご注意くださいね。
また、使用するレンズの焦点距離によっては全くピントが合わない場合もありますので、ご購入の際には使用可能なレンズかよく確認してくださいね。
「クローズアップレンズ」はレンズの前にさらにレンズをつけるため、やはり画質が低下します。特に複数枚重ねると色のにじみや画像の歪みがかなり目立ってきます。
でも、そういうことを理解した上で活用すれば、こんなに心強い道具はありません!
ぜひお試しいただいて、おうちフォトを楽しんで下さい!