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桃の生育レポート#2024年4月
桃の花の開花
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春の訪れを知らせるかのように桃の花が一斉に開花しました。
今年は桜の開花と重なり、桜と桃が同時に楽しめました。
遠くから見ると、桜が高く、桃が低く咲いているため、段々になっており、とても素敵でした。
桃のお花についてご紹介します。
桃の花が咲くまで
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桃の作業の始まりは寒い冬の時期、2月ごろから開始します。
まずは、枝の剪定作業です。
下から木を見た時、太陽光がみんな当たるかな?
枝同士が重なっているところはないかな?と枝のバランスを考え、
桃が実った時をイメージしながら剪定作業を行います。
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なぜ、寒い時期にやるのか。
それは、木が寝ている時期が冬だから。
暖かい時期になってくると、花が咲き始め、桃の木も起きてきます。
そんな時に木を切ってしまうと、木が弱くなり桃が育たなくなってしまうそうです。
人間や動物と同じ。
木も元気な時期ではなく、休みの時期に剪定してあげることが大事です。
摘花作業
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桃の花は、最終的に収穫する実の数の30倍~40倍咲くと言われております。花が咲くために必要な養分は、前の年の秋に枝や根に蓄えたものでまかなわれています。
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そのため、蕾が膨らみ、段々と桃色になり始める頃から不必要な花を摘み取る作業を摘花(花すぐり)と言います。
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摘花の作業は、1つ1つ丁寧に上向きの花を、手や剪定バサミで取ってしまい、下向きのものを残します。
良質な美味しい桃を作るために、大事な事前準備の一つです。
桃の木オーナー制度・申し込みページ
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桃の木オーナー制度では、実際にイベントに参加することで、桃が出来上がるまでの作業を体験することができます。
まだオーナー制度の募集をしております!
桃をきっかけに、1年間でたくさんの思い出を作ることができます。
桃ができるまでの生育過程や生産者との繋がりをつくるオーナー制度を通じて、桃をテーマにたくさんの景色をお楽しみください。