文章表現トレーニング11/30 煩わしさ
図書館の一風景。多数の雑誌が置かれた本棚。2階に続く螺旋階段の下側に1人の女性が座っている。段の色味は下ほど黒く、上にいくほど明るい茶色。手すりは黒い。全体的に濃く黒い階段に、紅いセーターが映え、否応無しに、目が女性に向く。ダボダボ黒のジーンズの袖からは革ブーツ。今どき流行りの底が厚い。左手を右手で抱えながら、顔は右に向いている。髪で顔がはっきり見えず、残念。さて声をかけようにも、何かに集中しているようで、声を掛けづらい。このなんとも言えない苦しさに、自分の胸は鳴っていた。