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第3カイ!『そうだ、あいたんの話をしよう。』(※CROWN POP・藤田愛理ちゃん回)

『作麼生!汝に問う!スタプラ(※スターダストプロモーションに所属しているアイドル)で神対応をしてくれるアイドルといえば一体だ~れだ?』

もし自分の目の前に突如、騎士竜・ディメボルケーノが現れてこんなクイズを出してきたとしたら、自分はおそらく「う~ん…CROWN POPの藤田愛理ちゃんかなあ…。」と答えると思う。その回答にディメボルケーノが「正解~~!!」と言うか「この愚か者めがあぁぁ!!」と言うのかはわからないが…自分の中でのイメージはこの藤田愛理ちゃんことあいたんが真っ先に思い浮かんだのであった。

それはなぜかというと、今から2年前の福岡にて『博多どんたく港まつり2019』が開催されていた日の事。自分はこの年のどんたくには行っていないのだが、当時このライブイベントにそのあいたんが所属するアイドルグループ『CROWN POP』が出演しており、その終演後の特典会に参加していた知り合いのばってん少女隊のファンの人達の間で『クラポたのしい!』『クラポかわいい!』といった内容のツイートが特典会で撮った写真やライブ中に撮れた写真と共に軒並みTL上に呟かれていたのである。そんな中でも、特にこのあいたんの神対応に対してのツイートが多かった記憶がある。

その時の事を思い返すと、あいたんは特典会に参加した人の顔や名前をすぐに把握してくれたり、明るく話かけてくれたり、以前少し話をしただけなのにその時の会話の内容や撮った2ショのポーズとか細かい事も覚えてくれてて…とにかくあいたんの優しさに感動した!…みたいな楽しそうな感想ツイートが『#あいたんかわいい』といったハッシュタグと共に当時の自分のTLに沢山流れてきていたのであった。

その時の出来事がきっかけで以後クラポのイベント現場に足を運ぶようになった人は多い。そしてこれまでCROWN POPの事をよく知らなかった人達も、この日のツイートであいたん達に興味を持ち、クラポに興味を持ち、その流れでだんだんと心惹かれていく存在となっていった人も多数いたと思う。

要は自分の身の回りで『推し増し』といった現象をよく見かけるようになったのは、この時辺りのクラポ沼にハマっていった人達からよく見かけるようになった気がする。それほど彼女達は魅力のある子なんだなあと、盛り上がっている現場の様子を羨ましく思いながら当時TLを見ていた記憶がある。


昨今はコロナの関係もあり、ネットサイン会やオンライン特典会・YouTubeライブやSHOWROOM等、チャットやコメントを通じてアイドルとコミュニケーションを取る方法が主流になりつつある。その流れでアイドルがTwitterやインスタといったSNSを活用する事も必然的に増えたため、自分達もスタプラアイドルの子に自分がなんという名前で何をしていてどんな人なのか…などといった自己紹介や雑談のような話題を以前よりも伝えやすくなり、オンライン特典会とはいえ会話できる時間も増えたので、結果彼女達から自然と認識してもらいやすくなったような傾向を感じる。

コロナ前の特典会といえば2ショット記念撮影や、何か一言彼女達に日頃の感謝の思いを伝えれたのなら大満足!という数秒間の握手会が基本であった為、よほど話術があるか熱心に何枚もCDを積んで応援をしていない限り、彼女達スタプラアイドルから認知してもらえるなんて事はなかったように思える。そもそもそこまでの関係性が生まれるとも思っていなかったし、高貴な存在である彼女達にそこまでの事を求めていなかったので、ただ単にその時の自分がそう思っていただけなのかもしれないが。

しかしコロナ禍以前でもそういった常識にとらわれず、ライブや楽曲が良いだけでなくファンと積極的にコミュニケーションを取る事により、いい距離感で互いの関係性を深め、独自の方法で人気を確立していった先駆け的なグループはやはりCROWN POPだったのかなあと自分は思う。ライブ中に写真撮影する事ができたり、動画撮影やゲームなど色々なバリエーションの特典会を行っていたり、そして何よりエゴサしている事を公言するという…スターダストのアイドルグループとは思えない一風変わった手法で見に来ていたお客さんを楽しませ、ファンを着実に増やしてきた規格外なグループという印象があった。


その中でもあいたんは人一倍その活動がクラポメンバーの中でも良い意味で目立っていたような気がする。応援してくれている人のツイートはエゴサしてチェックしているらしく、あたたかいエールや手紙・プレゼントを送ったりしたファンにはしっかりとその気持ちや物を受け取って次の特典会の時にものすごく感謝してきてくれるらしいし、Twitter上でちょっと違うグループの子に熱が入りすぎた発言が増えたりすると『ちょっと!どういうこと!!』みたいな感じで詰め寄ってくる事もあったらしい…(※諸説あります。)

このようにクラポ現場へよく足を運ぶ人の話を聞いていると、もはや『スタプラアイドルとファンとの関係性じゃないよっっ!』と、思わずツッコミを入れたくなってしまうようなエピソードの連続である。でもこの信頼関係のある仲睦まじい二人三脚のようなやり取りが第三者から見ていてもとても面白く、レポや感想ツイートなどを読んでいて微笑ましい気持ちになれるのである。

この微笑ましい関係性は、きっとあいたんの生まれ持った人柄と、応援してくれる人達に喜んでもらいたいという本人の努力あってこそ出来上がってきたものなのだと思う。

ファンは推しの事を常に見て応援しているけど、推しが自分達の事を見てくれているアイドルというのはなかなかそうそういないと思う。特典会や手紙等でしかコミュニケーションを取る事ができない点のような一瞬の出会い。その僅かな出会いをあいたんは大切にしてくれて、この点と点とを線にして繋げようと考えてくれている。

まさしくスタプラ界で特典会がある事の素晴らしさと、応援し続けていると推しとファンの間でもこんなに素敵な関係性になれるんだという事を多方面に広めたパイオニア的存在だと自分は思っている。


先日5月24日は、あいたん19歳の誕生日であった。その誕生日当日に生誕記念のSHOWROOM配信があった為、自分も配信を見させてもらったが、ギフトをしていた人の名前を1人1人丁寧に読み上げてくれたり、名前のわかる人に『久しぶり!』と一言添えてくれていたり、Twitterに上がっていた生誕動画を見て『作ってくれてありがとう!』などと作成者の人に伝えていて、オンライン時代になってもファンをよく見ていて1人1人を大事にしていて、さすが…素敵だなあと思いながら楽しく見させてもらった。自分も星をギフトしてみたらあいたんが名前を読んでくれ思わず嬉しくなって、ついニヤリとしてしまったのだが(笑)


そのSHOWROOM内で話していたが、あいたんが最近人から言われて1番嬉しかった言葉は『あいたんは、自分の周りにいるすべての人達を巻き込んで幸せにしてくれるね。』といったファンの人からの言葉だったという。たしかにその通りだなと思った。その誰からも好かれる親しみやすく優しい性格で、これからもたくさんの人を幸せにしてCROWN POPというグループをさらに大きくし活躍していってほしいと心から願っている。


「と…いうわけで、ディメボルケーノ!やっぱりこのクイズの正解はあいたんだ!!あいたんがスタプラアイドルのミス・神対応なんだよっ!!」

ディメボルケーノ『なるほど…ではその答えをふまえた上で最後にもうひとつだけ問題を出そう。作麼生!汝に問う!お主がそんなあいたんと話をしたとき、今まで1番嬉しかった思い出って一体な~んだ?』

「え!い、いや…まだ自分はあいたんと直接話をした事はなくて…」


ディメボルケーノ『この愚か者めがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!』


                  完




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